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きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

艦隊これくしょん ~艦これ~ 陽炎、抜錨します!3

艦これ 小説

いよいよ西方海域への作戦が開始された。
無謀にも思える戦場で数々の奇跡的な戦果を上げ続ける新進気鋭の陽炎率いる第14駆逐隊の面々も、高い練度と士気を維持したまま、出陣はいまかいまかと待ち続けていた。


しかし、そんな彼女らに与えられた任務は〈リンガ泊地〉への一時転属。
そこは、深海棲艦のウワサすら聞かない平和でのんきな泊地なのだ。


横須賀鎮守府のみならず、呉や佐世保からも多くの艦娘部隊が参加する大規模作戦の進行中なのに、なぜ自分たちが?


釈然としないままたどり着いたリンガ泊地。
そこにいたのは、一人の老いた提督と、たった二人の艦娘だけだった


特装版 艦隊これくしょん -艦これ- 陽炎、抜錨します!3 (ファミ通文庫)

特装版 艦隊これくしょん -艦これ- 陽炎、抜錨します!3 (ファミ通文庫)


さあ、出ましたよ。

陽炎、抜錨します!』の三巻目です。


これラノベにしてはけっこう分厚いですよね。字も小さめですよね。なのに一気に読み切りました。わたし、だいたい並の分量のラノベだと一冊を一週間以上かけて読むんです。どれだけ楽しみにしていたか、これだけでもわかっていただけるでしょう。


期待に違わぬデキでした。
今回も、本文ももちろん、カラー口絵や挿絵までもすばらしい!


髪を下ろした陽炎かわいい!
海辺でかわいい水着を着てはしゃぐ第14駆逐隊のみんなもかわいい!


あと、買うなら特装版の方がいいです。数百円の追加で、相も変わらず陽炎が好きすぎる曙を見て(・∀・)ニヤニヤできるんですよ!



△▼△



さて、今回初登場するゲストの艦娘たちは、叢雲・あきつ丸・鈴谷・熊野・三隈・明石です。

中でも、

  • 気さくな明石。
  • 几帳面で控えめなあきつ丸。
  • やることはしっかりやるけどつねにけだるそうな叢雲。


お話の中で重要な位置を示すのこの三人が、原作のイメージそのままをさらに膨らませてくれるとってもステキな描かれ方をしていました。

うん、叢雲、いいですね。
実は彼女、ゲームの艦これでのわたしの初期艦だったんですよね。
でも、他の子が増えるにつれて、いつの間にか活躍の機会が失われていって、ごめん。ほとんどあんたのこと忘れてたかも。
あ、でも、いまも東京急行の旗艦やってるんだよね。役に立ってはくれてるよね!


……この子も嫁にしようかなぁ。


そんな思いを抱くくらいに、本作での叢雲は魅力的です。




△▼△


そんなわけで、シリーズを通しての海兵隊ノリは健在です。

どこまでもなれ合わずに兵と士官*1の区別はありますし、兵の中のことは兵の中で片付ける。必要なら鉄拳まで用いて……的な駆逐艦娘宿舎内での決まり事もなかなかにそれっぽくて大好きです。


ほかにも細かい部分でハッキリとは言わないまでもハードな設定が見え隠れしているんですよね。

たとえば、陽炎は艦娘になる前の普通の女の子だった時代には、食事にも事欠いていたような描写がありました。


ですよね。
こればりばり戦時の話ですもんね*2。しかも勝ち戦の最中とは決して言えないきびしい戦況なんですもんね。
そんな時に女の子が自ら兵隊になることを望むって、どれだけ社会は疲弊しているのか。

想像に難くないです。


とりわけ、いつ死んでもおかしくない紙装甲の駆逐艦娘……彼女らが望めばお酒だって飲ませてくれる、飲ませてやらなきゃならない暗い時代*3


そんななかでも元気にけなげに漢らしく生きる、陽炎たちがわたしは大好きなのでした。


そんな感じ。
二巻目で若干感じた戦闘の散逸的部分もなくなっていて、ほとんど言うこと無しの一冊です。


艦これファンなら、是非手にとって楽しんで欲しいですねぇ。



艦隊これくしょん -艦これ- 陽炎、抜錨します!3 (ファミ通文庫)

艦隊これくしょん -艦これ- 陽炎、抜錨します!3 (ファミ通文庫)

*1:艦娘の階級というものは存在の有無まで含めて明らかになっていませんが、艦の格が上になるほど艦娘としての立場が上がることは徹底されていますね

*2:人相手の戦争ではないですけれど

*3:法的な飲酒可能年齢も20歳未満へと下がっているそうです