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きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

一週間フレンズ。 第11回『大切なトモダチ。』

香織が記憶を無くすことになったきっかけは、小六の時に大切な友人だと思っていた少女からいじめを受けたことだった。その直後に彼女を襲った交通事故は、意識を失い生死の境をさまよう彼女の決して認めたくない忌まわしい記憶を、綺麗さっぱりと消し去ってしまったのだった。


大本を辿れば、少女が九条と香織の仲を妬んだために起きた事故。それを当時の友人から聞かされようやく知った九条は、激しい後悔に苛まれるのだった。


そして、そのことを香織も“知って”しまった。
思い出したわけではないことが、なおさら哀しいですね。


今更どうなるものでもないことは承知の上で、思い悩むわけですよ。


もし、いじめがなかったら、香織が事故に遭うこともなかった。
もし、事故に遭わなければ、香織の不思議な記憶の病が発症することもなかった。


そもそも。


もし、九条が香織と二人きりで会おうと思わなければ、いじめの発生もなかった。


確かに、その通りではあるんです。


だけれども、九条に悪い部分があったのかといえば、無いでしょうね。
好きな女の子との別れを惜しむことになんの問題がありましょう。

あるいは、九条になにか落ち度があったのかといえば、それもまったくないでしょう。
自分のあずかり知らぬところで起きた事件、事故。
ましてや小学生の子供に、どれだけのことを求めれば落ち度があったと言えるのか。


理屈です。


それでも自分が悪かったと思ってしまう九条。

思春期特有の酔いだとか、自分の影響力を過信した傲慢だとか。
言い換えるのは容易です。
でも、そんなことに意味は無い。


いま、高校生の彼にとって、この罪悪感は真実なのですね。


そして、同じく高校生の裕樹は、恐れを抱いてしまうのです。


当時の九条と同じ『特別なトモダチ』である自分は、当時の九条と同じに香織を深く傷つけてしまう存在になるのではないか。


これまたひねくれた見方をしてみましょうか。

単にそう、思い込みたいだけなのかも、とか。
九条より自分の方が香織に強い影響を与えられるんだと考えたいだけだとか。


はい、わたしの性格の悪さがにじみ出た下種の勘繰りですね。

いずれにしても、そんな自覚は裕樹にはないと思います。
ならば、素直に彼の思いを受け取ることが正道なんでしょうねぇ。


そんな、今回なのでした。

あれよね。四人でポテト一皿とか、いやぁ高校生よねぇ。
ドリンクバーで何時間も粘ったりね。青春だ。