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きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

棺姫のチャイカ 第02回『怠け者の選択 』

アニメ

激戦の末に領主の館から“お宝”を盗み出すことに成功したチャイカたちの前に、各国政府の合同組織『戦後復興推進機関』の騎士、アルベリック一行が立ちふさがる。


あの娘は“魔王”ガズの娘チャイカ・ガズだ


滅ぼされた王国の一粒種が生きていることはそれだけで戦乱の元になる。チャイカは生きていてはいけない娘なのだ。
雄弁に語られ続ける“正義”。


トールには、それが気に入らない。


戦乱の世? 上等だ。サバターの俺の望む世界だ


かくして、魔王の娘とサバター兄妹三人の旅がはじまる。


トールはアルベリックに『戦乱の世を望むためにチャイカに味方する』と言っていました。
彼らサバターの平和な世の中に対応しにくい生まれや育ちを考えれば、それもあながち嘘ではないのでしょう。あるいは強い理由の一つですらあるかもしれません。だからこそなのでしょう。

平和な世の中にそんな境遇で生まれてしまったことの理不尽をいやという程に噛みしめている彼だからこそ、感じることがあるのでしょう。


亡国の姫である、と。
そんな“ささいな”理由だけで命を狙われる理不尽が、どうしても看過できなかったのではないか。


そうなのだと思います。


さて。


あー、今週前半はちょっと端折り方がよくないなぁ。
ためが絶対的に足りないです。


領主の館で皇帝の手首を取り返すシーンも、領主の魔法を奪い勝利して屋敷をあとにした時の爽快感も、勝利の余韻に浸る間もなく*1現れたアルベリックたちのことにしてもそう。
どれもが、駆け足すぎるんですよね。

ただ、そこで尺を節約したおかげなのか、後半の展開は満足のいくものでした。


サバター兄妹間の静かなアイコンタクトがまずよかったですね。
え、アイコンタクトが“静か”なのは当たり前ですか?
いえいえ、映像作品として描くことになると、どうしてもオーバーアクションになってしまうことが多いじゃないですか


少しのあいだじっと見つめ合っただけで、そこに頷きもなく、視線を動かすことすらなく、ただ一つ、まばたきがあっただけ。敵から見ればまさに唐突に連係プレイがはじまった今回。


ここはいい。すごくいい


あと、戦闘ね。
傭兵による正統派の戦い方*2と、いわば乱波であり忍者でもあるサバターの技の質の違いが自然に感じられる上に迫力満点のいいバトルだったのではないかと。


これもいい。とてもいい


なれど、一番いいのはもちろんチャイカ今日もかわいい!
これですよね!


あいかわらず片言でたどたどしく一所懸命に話すいとおしさは今更言うに及ばず、自分の運命にトールらを巻き込むまいと作り笑顔で突き放そうとするけなげさも、王国復興の野望など一切持たずただ殺されてばらばらにされた父の遺骸を集めて弔いたいだけとの“ささやか”な願いを訥々と話す物静かなもう一つの本当の顔も、兄妹が自分の友達となり道連れとなってくれた事への喜びと感謝のこもったはにかんだ笑顔も、すべて。


何もかもがとてつもなく愛くるしいではありませんか。


はぁ……もう何度でも言う。


チャイカかわいいよチャイカ!!


そんなところで、また。

*1:演出意図としてならアリなのでしょうが、コミックを読んでみるとそういうものであるとも感じられません

*2:といっても相対的に見た“正統派”であって、彼らのそれも騎士とは違うケンカ剣術ではあるのでしょうが