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きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

リトルバスターズ! 第17回『誰かにそばにいて欲しかったんだ』


友人たちの優しさにひとまずの落ち着きを取り戻した葉留佳は、自分の置かれたあやふやな立場をはっきさせようと、理樹と鈴を伴い出所したばかりの三枝晶のもとを訪れた。真実を話すようにと詰問する彼女に、しかし晶は何も答えようとはしない。あるいはそれこそが何よりも彼女にとって認めたくない“真実”を雄弁に物語っているのか。


そして後日、理樹は知ることになる。葉留佳の不幸の分だけ佳奈多が幸福になっているわけではないのだ、ということを。真実はどうなっているのか。


葉留佳の口から彼女のこれまでのすべてが紡がれていく。時代錯誤の因習に振り回された一人の母と二人の父、そして、それら三人の親の娘である、葉留佳と佳奈多。


二人の娘のどちらか片方のみが“犯罪者”である三枝晶の血を引く存在だった。しかし旧い名家の体面の前に大事なものは事実ではない。佳奈多は優秀な跡継ぎとして“白”とされ、彼女にすべての分野で劣っていた葉留佳は“黒”とされた、それだけの話。


葉留佳の奇行は、自分の監督役である佳奈多の評価を下げるためにわざとやっていたものだったという。
自身の片割れを陥れるために、己の身も心もそれ以上に傷つけて「いい気味だ」と悲しく笑う彼女……。


これはその報復なのか。


実家では犯罪者の娘とそしられ続けてきた葉留佳が、ようやく手にした心安らげる場所、それがこの学校でありリトルバスターズだった。なのに、無遠慮に他人の過去を暴き立てるビラが、ただ「誰かにそばにいて欲しかった」だけの彼女をいままた孤独へと引きずり戻そうとしていた。


生まれてこなければよかった


理樹はそれだけはダメだと葉留佳を叱咤する。
自分で自分を否定するなんて悲しすぎることだと恭介に教わった理樹は、今度はそれを自分が葉留佳に伝えようとしたのだ。




△▼△



さて、はるちん編も半ばでしょうか。なかなかにうまくまとめてあったと思いますが、まだまだお話はこれからです。
葉留佳の信じる真実と彼女の知らない真実との間には、いったい何があるというのか。葉留佳に変装して理樹に近づく佳奈多の思惑とはなんなのか。そして、本当は晶はどちらの父なのか。


わからないことがまだたくさんですね。


そういえば、葉留佳と佳奈多のように、双子でありながらそれぞれ違う父の遺伝子を受け継いで生まれてくるケースを、異父重複受精による出産と言うそうです。これは数年前に実際に起きたというニュースをどこかで読んだ記憶があって覚えていました。たしか奥さんの浮気が原因でそうなっていたという身も蓋もない話だった記憶がありますが、その結果は非常にまれなケースになったという話ですね。


まあどうでもいいといえばどうでもいい話か。


そんなわけで、また来週!