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きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

2013年シーズン終了とナンバー2たちの門出

2013年F1GPも昨日のブラジル戦をもって終了いたしました。


はいはい、ベッテルベッテル


一言で言えばこんな一年。
昨年に引き続きあまりにも圧倒的なレッドブル/ベッテルの活躍に、わたしを含めて、あんまりおもしろいシーズンじゃなかったな~と感じている人も少なくないのではないでしょうか。

そんな中で、一人のドライバーの引退と、一人のドライバーの移籍は、大きなニュースとなっています。
この二人に共通しているのは最高のナンバー2ドライバー『だった』ところかもしれません。

シーズン途中にぶち切れた南半球のジェームズ・ボンド

まず、引退するレッドブルレーシングのマーク・ウェバー。

実のところ、彼は取り立てて好きなドライバーではありません。しかし、同僚のベッテルが強すぎるためになかなか目立った活躍が見せられない不幸があるだけで、屈指の実力派ドライバーの一人だと思っています。37歳というF1レーサーとしては高齢ながら、若いベッテルに食らいついている一点だけを取ってみても、ただ者出ないことはわかるでしょう。
引退を決意した理由は様々あるのでしょうが、なにより数年前から続いている同僚のベッテルとの不和、そして、あまりにも露骨にベッテルを優先するチーム上層部のやり口に嫌気がさしたから、ではないかと思います。
彼はいつだってベッテルを勝たせるために自分を殺してきました。それなのに、いざ自分が勝てる段になったときに、ベッテルはそれに協力しませんでした。いいえ、協力しなかったんじゃない。協力すると見せかけて、直後にそれを平然と裏切ったんです。結果、表彰台の頂点に立つ事になった彼に、チームはなんのペナルティも与えず、批難すらしませんでした
おそらくは、これが決定打だったのではないかなぁ、と。ウェバー自身は否定していましたが……。

マーク・ウェバーの2014年は、WEC*1の最上位クラスのLMP1へポルシェからの参戦です。今年、トヨタから中嶋一貴が出場してたクラスと同じですね。ちなみに下位クラスでは小林可夢偉もフェラーリのクルマで参戦していました。

そうそう、彼はチェッカーフラッグ後の最後の周回で、ヘルメットを脱いでF1をドライブしてしまいました。おそらくこれ、次があるドライバーだったらペナルティだったでしょうねぇ。
うん、もちろんF1での最後の思い出を生身に刻み込んでいるいい映像だ……と、思わないでもないんですが、わたしはたとえこれで引退するウェバーであろうと、許しちゃいけない事だと思っているんですよ。だって、頭剥き出しのフォーミュラですもの。何かあったら簡単に死んじゃいますよ。こんな前例を許しちゃいけなかったと思ってます。
ほら、マッサがバリチェロが落とした部品を頭にぶつけて大けがをした事件があったじゃないですか。あれ、ヘルメットがなければ即死でしたよ。
ま、相当に勇気の必要なジャッジだと思いますし、固いこと言うなって感情も理解しますけれど……もっとも、事故でもあれば簡単に世論は逆を向くんですよ。

すべてが決まった後にニヤリと微笑む悲運のブラジリアンヒーロー

フェラーリからウィリアムズへと移籍するフェリペ・マッサです。
彼は笑みの質が根本から変わったと思います。
悪者笑い、かな?

いままではず~~っとフェラーリのナンバー2ドライバーとして、同僚のライコネンやアロンソにも上層部にも気を遣って言いたいことも言えずやりたいこともやれない日々が続いてきたのでしょう。勝てるレースを『譲らされた』ことも一度や二度ではありません。

しかし、フェラーリ放出が決まって、来期からウィリアムズの“ナンバー1”ドライバーのシートが獲得できたころから、彼には自信が戻ってきているように見えます。


俺はもうナンバー2ドライバーじゃない。F1レーサーだ。お前らの思うようになんて動かないぜ


そう言いたげな、この表情。
月並みな言葉で言えばどや顔、とでも言いますか。

決まったと思ったところでハミルトンにタイトルをかっさらわれた幻のワールドチャンピオンとか、上でも言ったバリチェロに撃墜されて入院事件とか。フェラーリの頃はいろいろと不運に見舞われてました。来年からはね、フェラーリに比べれば一段落ちるチームとはいえ、くさっても名門ウィリアムズです。きっと目にもの見せてくれることでしょう。

あ、マッサはわたし、大好きなドライバーの一人です。来年も応援しますよ!

RBは今年と同じ。フェラーリは……?

一人はナンバー2待遇に耐えきれずにF1を去り、もう一人は結果的に得たナンバー1ドライバーの待遇に野望を燃やしています。
レッドブルも、フェラーリも、二人のドライバーにあからさまに階級をつけようとするチームです。
来年は子飼いの若手ドライバーであるダニエル・リチャルドを後任に迎えるレッドブルでは心配はないとして、現行のフェルナンド・アロンソにキミ・ライコネンを組ませようとするフェラーリの思惑は、果たしてうまくいくでしょうか。

あの二人のどちらもナンバー2待遇を受け入れるわけないですからね。
おまけにライコネンなんて癇癪持ちですからねぇ……シーズン途中でチーム崩壊したりして。

そんな感じで、来シーズンも楽しみにしていましょう。

あ……可夢偉は、まあ、残念だけど無理でしょうねえ。シートはあらかた埋まってるし、お金持ちドライバーもいっぱい残ってるし。
他のカテゴリーで成功できるといいのですが。

*1:世界耐久選手権