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きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

絶対防衛レヴィアタン ミニ 焚き火劇場 第08回『四物語ってさ…』

今回は百物語ならぬ四物語。まことにもって夏らしい怪談のお話です。
わたし怪談大好きなんですよ。四谷怪談や番町皿屋敷のような昔から伝わる怪談もそうだし、都市伝説と一緒になっているような最近の新しい出所不明のうさんくさいこわい話も大好きです。


さて、アクアフォール防衛隊のみんなのこわい話はどんなものでしょう。


まずトップバッターはバハムート。雰囲気たっぷりの座った目つきとおどろおどろしい語り口で自らの恐怖体験を綴っていきます。
深夜のベッドの中でこの世のものではない何かに腕をつかまれ金縛りに遭ったこと、父に教わっていた退魔の呪文を頭に思い浮かべることで、その状態から逃れることができたこと。
なるほど、日本でも金縛りに遭ったらお経を頭の中で唱えるといいと言いますね。南無阿弥陀仏とか南無妙法蓮華経の連呼でいいそうですが、これのアクアフォール版なのでしょうか。

続いて二番目はヨルムンガンドの出番です。
通い慣れたはずの道でなぜか迷ってしまった彼女は、これまた知らない道をいくつも経てどういうルートをたどったかもわからないままようやく家にたどり着いたそうです。しかし、無事家に戻れた事は喜ばしいものの、直後の体調は最悪、高熱にうなされて丸一日ベッドの中で過ごすことになったとか。
そんな深夜のこと、病床の枕元に現れた真っ黒な人影にベッドの中へと引きずり込まれそうになったヨルムンガンドは、頭の中で「やめて!」と激しく抵抗したそうです。彼女の勢いに飲まれたのか動きを止めた人影を恐ろしさを押し殺してにらみつけていたことが功を奏したのでしょう。しばらくしてそれはかき消すように虚空に姿を消したとか。
ふむ。ベッドの中に引きずり込まれそうになったというのは、おそらく魂なんでしょうね。体ではなくてね。そのまま恐ろしさで縮こまっていたらきっと今頃はその“人影”と同じ世界の住人にされていたのかも……うわこわ。

そしてとりを務めるのはもちろんレヴィアタンです。超然としているようで一番普通の女の子っぽい部分も多い彼女のこと、いろんな意味で不思議なお話をしてくれるかもしれませんね。
お、彼女に関する新しい設定が明らかになりましたよ、以前に1DKの部屋に住んでいたことがあるそうな。まあ若い女の子一人にはちょうどいいサイズかもしれませんね。二部屋あってももてあましそうだし、だからってワンルームはやっぱり狭いんです。
っといけない話がそれた。
レヴィアタンの恐怖体験は、そんな小さな部屋での出来事でした。契約に余裕がある場合だと、引っ越し前に少しずつ自分で荷物を運び込んでおくのはよくあることですよね、彼女もそうしたそうなんです。小さな箱二つほどをダイニングに置いて、さて帰ろうとしたところで何かが倒れたような不審な物音が聞こえてきたと言っています。現状、その室内には先ほど持ち込んだ箱しかありません。その箱は無事で、これが立てた音ではないことは明白です。では、なんの音だろう? まあ気のせいか。その場はそれで済んだのです。
が、しばらくして正式に引っ越しを終えたのち、お兄ちゃんとリビングでのんびりしていた彼女が目の当たりにしたのは、何か転がすような音を立てながらダイニングを横切っていく漆黒の巨大な影。あれはなんだったのだろう。
これはあれですね、霊道というやつです。亡者たちの魂があの世へと上っていくための道がちょうど建物にかぶっていると、こういう現象を目撃しやすいと聞いたことがあります。この部屋は新築だそうですし部屋自体に因縁があることは考えにくいです。おそらくわたしの推測が当たっているのでしょう。お兄ちゃんもハッキリ見ていて幻覚じゃないそうですしね。


……お兄ちゃん? え? DK以外1部屋しかないんですよね。おにいちゃんと同居?


いや、うん、兄妹だもんね。そんな間違いとかね。それにほら、こっちの世界ではそういうのあたりまえなのかもしれないじゃない。ね。


いやいやいやいや、レヴィアタンってヤバい子だよ。お兄ちゃんに迫られたら大喜びで服を脱ぎそうな子だよ! ちょっと待て、違うか、違うよね、単なるお兄ちゃんっ子だよね。誤解されがちだけど、そういういわゆるアレでソレな感情を抱いてるわけじゃないよね。でも、勘違いした兄が力尽くで……! いやぁ! レヴィアタン逃げてー! むしろお兄ちゃんがいなくなったのってそのせい?


おお、繋がった!


バカな妄想は終わりとして、ああそうだ、とりはレヴィアタンって言っちゃったけど、しろりんもいたっけね。はい、はりきってどうぞ! と思っていたのに、前の話が余りに怖くて尻込みしはじめましたよこの大食い妖精ときたら!



じゃあ、ボクがかわろうか


うん、百物語で最後のろうそくを消すと怪異が現れると言います。
謎の少年が強引にオチをつけてくれました。ありがとう少年!


こえええええ!!!!


では、また次回。