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きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

リトルバスターズ! 第25回『最後のひとり』

「今度の土曜日にリトルバスターズの初試合を行う!」高らかに恭介は宣言する。それはまさに青天の霹靂。しかも、こともあろうに相手チームは運動部主将のみを集めたスペシャルチームだという。マネージャーの美魚を除外すれば、未だ8人しかいないリトルバスターズに太刀打ちできる相手ではない。
またメンバー集めをしなきゃいけないな……苦笑いする理樹に、しかし、恭介はいつもの不敵な笑いで応えるのだ。


最後の一人は時間の問題だ


まあ、大方の予想通りといいますか、そうでなかったらどうするんだよといいますか、最後の一人は言うまでも無く宮沢謙吾クンです。
原作ゲームでも決して扱いが大きいキャラとは言えないものの、アニメの方ではそれに輪をかけた影の薄さで、わたしもいったい彼はいつになったら合流するのだろうとやきもきしていたものです。まさか最終回の一回前に、一話まるまる謙吾回として用意されていたとは、お釈迦様でも気がつかなかったでしょう。


さて、今回のお話は、青春のすべてを賭けていた弓への道を、病気によって片眼の光を失ってしまったがためにあきらめざるを得なくなった古式みゆきという少女と謙吾のお話です。


剣と弓、と、それぞれ目指す道は違うものの*1、武道に若さの全力を注いでそれを極めようと日夜鍛錬を続けていた二人の間には、常日頃から心通じるものがありました。武道の事しか頭に無かった古式にとって、謙吾以外に相談できる相手はいませんでした。


それなのに、ただ一人ののよすがとして自分のこれからを指し示してくれるはずだった謙吾の言葉は、彼女にとって期待外れでしかなかったのです。


これからいくらでもやりたい事は見つかるさ


なるほど、たしかに。
これは誰にでも言えそうな、当たり前で当たり障りのない魂のこもっていない慰めに聞こえるかもしれません。

でも、それだけに、なかなか改めて気付く事のない、当たり前で大切なことなんじゃないかとも思います。
いくらだって、何度だってやり直しがきく。これは人間のみに与えられた特権です。


生まれる前からサラブレッドには速く走る道しか用意されていません。
どれだけ忠実で優秀に教育された警察犬であっても、盲導犬の仕事は絶対にできません。


屋上から身を投げた*2古式をかばうために、謙吾は左腕にひびの入る大けがをしてしまいました。目前に迫っていた剣道の県大会はこれでおじゃんです。剣道部顧問の指示を無視して古式を助けるために自らも屋上から飛び降りた事で、部活動の停止まで言い渡されてしまいます。
謙吾の武道まで台無しにしてしまった……軽率な自分を後悔し嘆く古式に、謙吾はただ優しく微笑み、そして改めて静かに伝えるようとするのでした。


道はいくらでも見つかる


それを証明するかのように、謙吾はなんと片腕一本で鈴からホームランを打ってみせます。
突如として昭和のスポ根アニメの世界です。これは熱い。静かな男の、透き通った熱血を見ました。いやぁ、いいお話でした。
でも、お話はこれで終わりません。怒濤のごとく畳みかけるような急展開がまだ残されていたのです。

なんと、チームのキャプテンの座が恭介から理樹へ委譲されることに!
いま、ここで、なぜ?

はい、そんな、最終回一本手前……って、マジすかこれ。
来週どうすんの? どうやって風呂敷たたむの? できるの? え?
実は後1クールあったりしない?


そんな不安7割・期待3割な気持ちで、来週を待ちますか……。


どうでもいいですけど、わたし「あんたなんかにわたしの気持ちはわからない」とかっての大嫌いなんですよね。
“あんた”にわからないことならば、他の誰にもわかんないっす。
ぶっちゃけ人間なんて誰も大差ないんですよ。

*1:大本である武士の話で言えば同じ道と言えるそうなのですがそれはさておき

*2:実際は半分狂言で半分事故ですが