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きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

さくら荘のペットな彼女 第24回『さくら荘へようこそ』

仁と美咲が卒業して去っていったさくら荘に残された四人が感傷的になっていたのもつかの間。卒業式のすぐ後には入学式がやってくるのだ。またぞろ一癖も二癖もありそうで油断すればすぐに社会の枠組みからはじき飛ばされてしまいそうな新入生が二人……さくら荘は今年も満員御礼。


さて、いよいよ最終回です。この日記では一度も触れた事はありませんでしたけれど、実は一度も欠かす事無く最初から最後までずっと好きで見ていました。実に感無量です。綺麗に終わった。うれしい。


あれですかね。
新入生の二人って、原作だと第二部的に活躍するメインキャラなんですかね?
おそらくは何れ劣らぬなんらかの才能の持ち主なんだとは想像はできても、イマイチなんというか今回の初顔合わせだけでは毒が感じられない気がして、ちょっと物足りなさそうな? まあ、おそらくアニメ二期でもあったときにはきっといいキャラになるのかもしれませんねえ。


続いて、シリーズ全体で思った事に移ります。
端的に言って、本当にすばらしい作品だったと思います。


まず、うじうじねちねちと薄汚くせせこましい主人公・空太がいい。
彼の、高校生で社会的に成功を収めるのが当たり前的な発想*1が特に気持ち悪くて大好きでした。この点はサブヒロインの青山さんにも同じことが言えます。たかだか高校生がオーディションに落ちたくらいで夢破れたとか、くされガキどもがなに年寄りじみた事ぬかしてんだゴラ! と、目の前にいたらぶん殴りたくなるほどにむかついて最高でした。


そしてね、彼らは最後の最後までガキだったんですよ。


ガキだったからこそ、あれだけもうダメだと言っていた夢をやっぱりあきらめられないと、まるで恥知らずに手のひらを返すようにやり直そうと考え直した。


いいです。最高にいいガキどもです。
それでなきゃいけない。いいぞ、特に青山さん! わたしこの子大好きなんです。
空太もキライじゃ無いけど、やっぱり凡才組の二人ではぜったいに青山さんだと思うんです。この子ホントに一所懸命ですもの。空太みたいに八つ当たりとかしないですもの。いや空太の八つ当たりも好きなんですよ? え? 無茶苦茶言ってます? いや、わたしこの気持ちの悪い彼らが大好きなんです。いやマジで。


わたしも凡才ですからね天才組より彼らの方にむしろ共感できる部分が大きいです。
挫折も何度も繰り返したよ。身近な天才の無自覚な善意に傷つけられたこともあるよ。
それであきらめたこともある。あきらめられなかったこともある。それでいま、わたしはここにいるわけです。


がんばれ空太。がんばれ青山さん。
キミらの未来はきっと明るい! と無責任に応援しておきます。


気持ち悪いと言えば、仁と美咲も負けてはいません。これが中高生の恋愛かよ!! ふざけんじゃねえよマジきめえええええええええええええ!!!

これは正直な感想です。
こんなやつらぜってえいねえよ。なにが告白が簡単じゃ無いだ。指輪渡してんじゃねえ!婚姻届とかやめい! ありえねえよ、ふざけんなよ、どんな妄想だよ!


そんな二人が大好きなんです。いや、マジで。


んでんで、この四人に比べると、ましろや龍之介はホントにできた連中といいますか、悪くいっちゃえば毒が無い。一番毒があるのは龍之介だと思ってる人多いかもしれません。でもちがうでしょ。彼はむしろさくら荘で一番まともな人間だと思います。


あと、あれですね。参鶏湯。サムゲタンと読みます。このアニメのファンなら誰もが知っている韓国料理ですね。
わたし恥ずかしながら、本放送時にはこの料理を知りませんでした。知らなかったものだから、仁さんがおかゆのかわりになぜか作ったこの料理の名前を作中で言っていたのが聞き取れませんでした。気にもとめてなかったんです。


そういう意味では、これ大成功だったんでしょうかね?


その後の騒動ではじめてあの料理を知ったのは、まさかわたし一人ってこともないでしょうからね。
まあ、知って興味を抱いて食べたか、と問われれば、絶対にNo!!と答えるわけですけれども……。


まあ、だけど別にアレですよね。
本作の監督と同業者の方が言ってましたでしょう?


おかゆは絵的においしそうに描くのが難しいから病人食とはとても言えないサムゲタンに描き変えるのは不自然では無い」とか。そういうもんですよ。別に宣伝とかおかしな政治的意図があったわけじゃないと思うんです。


話は変わりますが、わたし数日前に『おにあい』の一気12話生放送をニコニコ動画で見たんですけどね、あれ、おいしそうなおかゆが描かれていたなぁ……。


もう一点、卒業式ですか。
実はこれも、わたしは放送後まで気付きませんでした。
あ、なるほど言われてみれば国旗無いね……よく見てるな、見つけたな、と、騒ぎにした人たちに深く感心したものです。


わたし、中学校で教鞭を執っているんですよ、ですので入学式や卒業式や、その他国旗や校旗がつきものの式典にはいやってほど出席しているはずなのに、まるで気にせず流して見ていましたものね。いや、お恥ずかしい。

なるほど、たしかにじっくり見れば気持ちの悪い壇上なんですよね。あるべきものがそこに無い。これは不自然でしたね。


まあ、だけど別にアレですよね。
本作の監督と同業者の方が言ってましたでしょう?


日の丸は絵的においしそうに描くのが難しいから省いても不自然では無い」とか。そういうもんですよ。別におかしな政治的意図があったわけじゃないと思うんです。
……え、こっちは言ってない? そうですか。


話は変わりますが、この間スカパーでドカベンを見たら、なんともよだれのでそうなほどにおいしそうな日の丸弁当が(ry



△▼△


そんな風に物議を醸した部分も、そしてそこにはファンのわたしとしても納得のいかないもやもやした気持ちを残した作品でもあったけれど、一方では、キャラクターの奥の奥まで掘り下げて結果気持ちの悪いほどに生き生きと描く事に成功した傑作でもあったと思うんです。


悪かった部分は悪かったともちろん指摘するべきだし、わたしもそうしているつもりです。ただ同時に、この作品のすばらしいところもなるべく多くの人に認めて貰いたいなという気持ちも強いんですよね。例の二つの騒動があまりにもクローズアップされすぎて、褒めるに値する部分までが貶められているような……そんな風潮がちょっと残念だな、と感じるのです。


といって、アレはそんなに単純な問題じゃないんだ、とおっしゃる方もおられるでしょう。わたしとしてもとてもデリケートな問題であることは認めますし、これ以上どうこう言うのは控えておきます。


えっと、スタッフの皆様お疲れ様でした。是非とも次回作ではあまり変な意味で注目される事の無いすばらしいアニメを見せていただけるとうれしいです。

*1:周囲が天才だらけだったことには同情しますが