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きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 第01回

ドラマ


勇者ヨシヒコが魔王を封印してから百年余。
魔物に脅かされる生活から解き放たれ、平和を謳歌していたはずの世界で、いままた何者かの手により魔王の封印が解かれてしまった。
消え去ったはずの魔物が再び地上に戻ってきたのだ。


いまこそ、もう一度勇者が魔王討伐の道中へ旅立つとき!
しかし、若者はみな魔物を恐れ戦うことをあきらめているし、勇者の子孫は未だ幼く戦いに赴ける状態ではない。
仏よ! 仏様よ! 勇者ヨシヒコを再びこの世界に!!


そんな感じで、はじまりました、勇者ヨシヒコ第二期ですね。
前期の作品も今期の作品も『予算の少ない冒険活劇』を謳っていますが、どうしてどうして。二期目はずいぶんと金回りの良さそうな作りですよぉ。
うん、人気の作品に置かねが回るのはいいことですね。ただ、それがおもしろさに直結するわけではないのが、難しいところですけど。


ほら、よく聞くでしょう。
低予算の深夜番組の頃はよかったのに、ゴールデンタイムに移動したらつまらなくなってしまった、とか。
ありがちですよね〜。



さて、一般論はともかく、この勇者ヨシヒコはどうだったでしょう。
一話目は彼らの復活までを描く関係上、出番がめっさ少ないんですよね。いない部分はいない部分でそれなりにおもしろくできてはいるのですけれど、やはりどうしても主役不在が長いと中だるみは起きますよね。仏のミスで老人のまま復活させられた三人を演じていたおじいさんおばあさんたちはとてもいい演技をみせてくれていたものの、まあ、そこはそれなり。ちょっとだるいな、って部分はありました。
勇者の子孫の子供も、いい芝居だった、かな? わたし、子役ってこまっしゃくれた印象しかなくて、基本的にキライなんです。それでもシナリオがうまかったからなのかな、割と素っぽいことをしゃべらせているように見えるのに、腹も立たずにひたすらおもしろかったですね。これはあれかな、大人の反応の方がおもしろかったからかな。


そしてなによりこのドラマで素っぽい、といえば、仏ですね。佐藤二朗さん、いいです。
どこにでもいそうな滑舌が悪くてあんまり頭のよくなさそうな、だけど人がよくて誰にもいじられながらも好かれそうな役柄を、今回も好演されているわけです。本作で一番好きなのはやっぱり仏ですね。ほかのキャラもみんな立っていてもちろんいいです。でも、やっぱり仏。いい! 


だってねぇ、こういう台詞回しって普通無いじゃないですか。不自然にみんな立板に水でつっかえることもなく最初から最後まで気持ちよくしゃべり通すのがどんなドラマでも大概共通じゃないですか。
それが『勇者ヨシヒコ』では、噛む、引っかかる、言い直す、自分で何を言ってるのかわかんなくなる。こういう自然で頭の悪そうなトークがすっごくおもしろいんですよね。


ああ、そうそう。
忘れちゃいけないのが「戦わなくてもともにいるだけでレベルは上がる。一緒にいるだけで魔王と戦うときには一人前の勇者だ」とか。
こういうRPGがらみのメタな台詞とかね。これもまた、おもしろいのよ。


そんなわけで、今週からまた楽しみが増えました。
いやあ、おもしろいドラマに出会えると幸せだ。


じゃ。