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きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

人類は衰退しました 第11回『妖精さんの、ひみつのおちゃかい』


<わたし>は10歳になって、はじめて<学舎>へと通うことになった。
ほとんどの子が学校へ行くことのなくなったこの時代であっても、就学開始の年齢だけは昔通りだ。つまり<わたし>は、とってもおおきな一年生ということになる。
もとより、友だちづきあいが苦手なところに追い打ちをかけられたようなこの仕打ち……これは便所飯確定かも。幸か不幸か、そういう文化は廃れてしまっているようだけど。


♪一年生になったら〜友達100人できるかな


そんないっぱいいらんわ。



ね、思うよね。
ウチなんかをのぞきに来てる人の中にリア充なんているわけないもんね*1



うん、そうなんだよ。一人が好きなんだよ。
<わたし>の言うとおり。それはうそじゃないんだよ、ふつーに好きなの。


ただ、一人が好きなことと、友達が欲しいことは、別に矛盾しないんだよね。
一人が好きなことと、大勢で楽しみたいって思うことは、両立できるんだよね。


ここ、リア充どもにはわかってほしいの。
友達いっぱいで毎日が楽しい彼らには、こういうのがぜんぜんわかってないと思うの。




さて。
<わたし>の当面の目的は、飛び級によって年齢相応の学年へと駆け上ることです。一歳の年齢差が数十センチの身長の違いを形作ってしまう育ち盛りの中にあって、彼女の存在はクラスで浮きに浮いています。子供というのは残酷なものです。異物を排除するためならどんな酷いことだって平然とやってのけます。女の子も、男の子も、同じ年齢の子たちで固まって<わたし>と仲良くなろうとする子など一人もいません。いや、一人だけいました。金の巻き毛が愛らしく<わたし>を姉と呼び慕ってくるような女の子が。


しかし、心のささくれだった<わたし>はと言えば、そんな彼女の思いやりを受け入れることを拒んだばかりか、あろうことか、クラスのいじめの黒幕はおまえだろうと、何の証拠も無しに言いがかりをつけてしまうほどです。


それでも、巻き毛ちゃんはけなげです。どれだけ冷たくされてもへこたれずにごろごろとなついていきます。その気持ちは、念願かなって飛び級を果たした<わたし>を追いかけて(?)同じ学年に追いついてしまったほど……。


かくして、巻き毛ちゃんと<わたし>は寮のルームメイトとなりました。彼女の天真爛漫さにいい影響を受けて、ちょっとは<わたし>の心のとげが抜けていけばいいのですが。


……いや、実はホントに黒幕かな、この子。
そういうオチのような気がしてきた。



ふむ、この頃から<わたし>は妖精に興味があったようです。決して「公務員なら何でもいいや」と調停官を目指したわけではないようで、ひとまず安心でしょうか。まあ、調停官がムリでもとにかく公務員を目指していた気はします。寄らば大樹の蔭ですか。今よりもっと仕事なんか選べないのでしょうし、それもアリですかね。


そんなわけで、また来週。

*1:偏見でしょうか。わたし自身、ぼっち属性強いからなぁ