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きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

孤独のグルメ 第12回 『目黒区中目黒ソーキそばとアグー豚の天然塩焼』

今回の井之頭五郎は飛ばしている。歩道橋で困っている親子連れを助けたと思ったら、突然に食う。いつものキレイな食べ方はどこへ行ったのかと思うほどに食う。かっこむ。あれはよく噛んでいない食べ方だ。よくないぞ、お行儀も、身体にも!


急いでいた理由の今回の仕事は、若い女性オーナーが経営するヴィンテージや雑貨のお店で用いるための椅子選び。顧客の求めている商品のイメージを詳細に聞き取り打ち合わせを終えて店を出たときには、すでに日は傾いていた。腹が……ペコちゃんだ。


う〜ん? 開店前に打ち合わせに行ったんだよね。それで夕方まで?
なんか時間の経過がおかしいような……まあいいか。こまけぇこたあ。



あ、でね、今回ちょっと気に入ったのは、件のオーナー女性の青山奈々さんとのとの会話。


「青山と井之頭って両方『通り』の名前じゃないですか*1。それに五郎と奈々……どっちも『数字』ですよ。わたしたちうまくいきそうですね


こういうのでいいんだよ。
こういう、ちっちゃなとっかかりが大事なんです。そこから初対面の二人は近づいていけるわけです。
そんなのどうでもいいことだろう、なんて思っちゃダメ。とっても、とっても、だいじなことなのです。




さて、今回は沖縄腹のゴローちゃんは、沖縄料理の店『草花木果*2』を選びました。
女性店員にあきれ顔をされながらもがつがつと信じられない量の料理をこともなげにそのペコちゃんなおなかに収めていきます。


あ、久住さんだ。お客さん役やってる。
ヒッチコックカメオ出演を気取っているわけではないのでしょうが、どちらも個性的な容姿という点では共通していますねぇ。
実はここで、少しハラハラしながら見ていたんですよね……最悪の事態の発生。つまりは、二人が会話をはじめてしまうんじゃないかと、気が気じゃなかったです。そこは回避できてよかった。最低限の線引きはなされていたんだな、とほっと一息でしたよ。
あ、それのどこが最悪かわからないと仰る方はもちろんそれでかまいません。面倒なので一切説明する気はありませんし、そういうもんだと思ってください。



のどから南国が入ってくる『パイナップルジュース』をすすりつつ店内を見渡せばどれもおいしそうな料理ばかり。
カウンターで隣に座っている禿げたおじさんは最初に食べようと思っていたラフティーを食べている。やられた。


そうこうしているうちに届いたのは、しっかり噛まないと弾力にはじき返されそうな『黒豚アグーの沖縄天然塩焼き』
『にんじんシリシリー』はスパム入りのちょっとジャンクフード風味がたまらない。
とりは『タコライス』だ。楽しそうにかき回すゴローちゃんがかわいい。これだけいろんな具が混ざっていても同じ方向を向いた味に匙が止まらない。沖縄飯で大正解!



だが、こんなものでは終わらないぞ、一人沖縄祭りだ。




そうだね、ここは『ソーキそば』は外せない。
崩れ落ちるようで骨まで食える豚の骨付き肉入りのおそばに舌鼓を打ちながら汁まで完食だ。


よし、デザートだ。『ブルーシールアイスクリーム』でいこう。
これはうまい、ちんすこうで大満足! 関係ないがちんすこうとウコンはやばい(謎)。




満足してお店を出ると、とっぷりと日は暮れていました。
おいシーサー。またくるサー。
おじさんギャグを残しつつ、井之頭五郎は去って行くのです。


── 明日は浅草か。何を食べよう。


(完)





△▼△





はい、最終回です。
ふらっとQUSUMIでは今回のお店や料理の話だけではなく、17年前のマンガがいまこうしてドラマになっていることへの感慨など短く語っていました。
多くの批判を覚悟していたけれど好意的に受け入れられてよかったとか、もっとやりたいとか、楽しそうでなによりでした。
それにしても、沖縄料理おいしそうだよね。あんまり食べたことないかも。ちんすこうなんかはおなじみだったけど。






そうですね、まず全体的な感想としては、回を増すごとに悪のりがエスカレートしていくのに少々不満がありました。
各話の感想で何度か触れていますが、ただのお店ヨイショドラマになっているのも気に入らなかったです。
あとはこれ、決して役者さんの演技の問題じゃなくて確実にそう指示されているだけなんでしょうけれど、オーバーアクションが目に余る部分も少なくなかった気がします。アニメの文法っていうの? そういうノリで作ってあるっぽいんですよね……。




そんな風に、手放しで褒められるものじゃなかったと思います。
でも、好きでした。
ちょっとしたところに挟み込まれてはっと気づかされるいろんな考え方とか、なにげに豪華な出演陣で*3楽しませてもらえたこととか、普段あまり行かないような東京の街を堪能できたのもよかったところかな。


そんな感じで。
では。

*1:青山通りと井之頭通り

*2:そうかぼっか

*3:これはこれで逆効果になる場合も多々あるんでしょうけれど