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きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

孤独のグルメ 第08回 『神奈川県川崎市八丁畷の一人焼肉』

ドラマ


今回の井之頭五郎は、いつものように個性的すぎるクライアントに振り回されることもなく、満足のいく仕事ができたようだ。食事中でもないのに彼のこれほどまでに屈託のない笑顔は、8話目まで視聴を続けてはじめて目にしたものだとおもう。そんないい顧客を空港までクルマで送っていった帰り道、こちらは普段と何ら変わることなく、彼は唐突に猛烈に腹が減ってきた様子。




しばし大工業地帯の『巨人の内臓』にも見える工場の群れに心を奪われた後、今日の自分は焼き肉腹だと気づいた彼は、ここでもないそこでもないと川崎の街でふらふらと焼き肉屋を探し回り彷徨する。ちがう。やはり最初に気になっていた黄色と赤の看板の店こそが、八丁畷の焼き肉迷子からの出口だろう。店内の混雑を見て敬遠したがそれは間違いだったんだよ。


そして、きびすを返し、足早に出口へと向かう彼の前に立ちふさがる韓国人らしき青年の正体は!?


いや、ただの焼き肉屋さんから出てきたお客さんだったんですけどね。



はい。ホントにおいしそうなお肉ばっかりでした。


いかにも肉って肉だ
ようやく俺の食べる肉が鳴き出した
悪い悪い、キムチを忘れていたよ
野菜を焦がしてしまった。兵隊を犬死にさせた気分


数々の名言の連発は原作を超える勢いでついついどこかで使ってみようとメモを取ってしまうほど。
上着を脱いで、ネクタイをゆるめて、いよいよきました!


うぉォン! 俺はまるで人間火力発電所だ



なるほど。
大人の男性が音に出して言うとこういう感じなんですね。


いつもの五割増しで食べ過ぎたゴローちゃんは勘定を終えて店から出て思うのです。


焼き肉は工場の町・川崎によく似合う
男の本質は工場なんじゃないか


わかるようなわかんないような。
こう、がっつんがっつん働いて、もりもり食うことこそ男だ! そんな感じ……なのかな?



さて、続いて『ふらっとQUSUMI』。
今回の焼肉・ジンギスカンの『つるや』さんは創業41年を誇る家族経営の息の長いお店です。
ウリの一つはやまもりキャベツ。誰がこんだけ食べれるんだろう……。
あのゴローちゃんですら中盛りを敬遠したくらいなのに。



久住さんは言います。
一人焼肉ができるかどうかで大人と子供が別れる


わたし大人だ!
いやほら、これ何度か言ってますけど、ぜったい理解出来ないですよ。


なんで一人焼肉が一人カラオケより難易度が高いという人が多いのか。一人ディズニーが難しいとか、一人ファミレスができないとか、意味不明じゃない。思いませんか。ねえ?


もっとも、わたしもこのお店で一人焼肉はムリだなぁ……。
女一人で入れるお店じゃないですよね、やっぱ。



△▼△


うん、おもしろかったです。
それはそれとして、不満もあります。



原作を読んだことのある人はおわかりでしょうけれど、今回のお話はずいぶんとマンガ版とは違っています。
ドラマでは個人経営で一間しかない一人焼き肉を前提としているような小さなお店が舞台となっていますが、マンガの方ではかなり大きな……もしかしたらチェーン店かな? 家族や仲間内で一緒に訪れることを第一に考えた、そんなお店が舞台です。
その中で、たとえばゴローちゃんがすぐにご飯を持ってこないお店に対して不満を漏らしている部分には大きく共感を覚えたものですが、ドラマのように実在するお店を使っている以上はほとんど再現はムリなんでしょうね。


すべてを原作通りやればいいと言うものじゃない、ソレはその通りなんですが、第一回の視聴後にも言ったように、わたしはこういう実在のお店を紹介する形じゃ無い方が良かったといまでも思っています。本来のゴローちゃんはお店に対していいことばかり言ってるキャラじゃないし、“いいもの”ばかり食べているわけでもないし、特に腹ぺこキャラでもなかったりします。


ああ、うん、繰り返すけど楽しめたよ。ドラマのゴローちゃんも大好きだし。
ただ、ドラマオリジナルにするならいままで通り徹底して原作とはかけはなれたシナリオでやればいいのに、おそらく原作で一番の人気エピソードだから使ってやれとでも思ったのか、言ってしまえば中途半端なことしてるな、って感じたんですよね。それさえなければこういう不満も感じないんだろうけども。


なんてぶつくさいいながら、来週も楽しみにしていましょう。
では。