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きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

輪廻のラグランジェ 第06回 『風と火と水と鴨川と』



明朝までにウォクス三機を自ら破壊しなければ海上基地ごと消滅させる
そう言って立ち去ったヴィラジュリオを迎え撃つために、まどかとランは早朝のまだほの暗い空に美しい光跡を描きながらウォクスに乗って舞い上がる。もうすぐ夜明けだ、間違いなくあいつはやってくる。しかして、太陽が昇ると同時に敵はあらわれた。ようやく明るくなってきた鴨川の空が再び真っ暗に埋めつくされるほど無数のトリロクとともに。




単体ではウォクスの敵にもならない自動機械のトリロクだったが、さすがに多勢に無勢は否めない。徐々に余裕をなくし苦戦を強いられるまどかとラン、ふたりの前に、新たなるウォクスがやってきた。ムギナミの駆る<ウォクス・イグニス>は飛行の衝撃波だけで周囲に漂っていたトリロクを次々と屠っていくが、それはまどかたちを守るためではなく一直線にヴィラジュリオの元へと近づいていくためだった。


必死で彼のために働いたことのすべてを否定されたあげく侮辱の限りを尽くされてもまだ、それでもけなげに『おにいちゃん』のそばにいたいと願う彼女に対するヴィラジュリオの答えは、彼女を包み背後へ抜けた攻撃が海をえぐる程の本気の砲撃だった。



ムギナミは揺れていました。
自分は捨てられた、裏切られた。これからどうしよう。かくなる上は『おにいちゃん』を殺して自分も……。そこまで思い詰めるほどにヴィラジュリオにすがりつこうとするその姿は、哀れで愚かで、ある意味誰よりも女らしい女にも、あるいは、彼こそが世界のすべてと思い込み必死にすがりつく幼い子供のようにも見えます。


そして、彼に本気で殺されそうになっても、それでもまだ自分が悪いと思ってしまう彼女は、これまでどれだけ抑圧されゆがんだ世界で生きてきたのか。まどかに叫んだ「あんたの行為はぜんぶ自分のため」というそれは、おそらく自分自身がそうだとわかっているからこその咆哮ではないでしょうか。


彼のためじゃない。彼に嫌われたくない自分のため。


だけど、こういうのって難しいですよね。分けられるのかな、って思うことあります。
他人のために自分がしたいことをすれば、それは自分のためかもしれない
自分のためにしたことでも、それが誰かのためになるなら誰かのためにしたことかもしれない


なんかほら、誰かの善行をなんでもかんでも偽善偽善って、騒ぐ昨今じゃないですか。
じゃあ、偽のつかない善ってなによと聞けば、まともな答えが返ってくるとは思えないんですけどね。
というより、わたし自身判別できる自信が無いです。


とりとめが無くなってきたなぁ。ま、今回のムギナミの話はこんなところで。



で、おにいちゃん。ヴィラジュリオにしても、どうなんですかね。
さすがに彼が心底から腐ったくず野郎だとは思えないんですよね。理由は実にメタな話なんですけども。


やっぱ、戦いに巻き込まないために彼女を突き放したり、今回もウォクスがあの程度でやられることはないと確信していたからこそ、撃ったんじゃないかな、と……みせかけてあるいは、というのもあるなぁ。いまのアニメは昔のマンガみたいに単純じゃない話が多いですからね。突き放すのは当たってて撃ったのはここまできたら仕方ないと本気だった可能性もあるか。


悩みはじめると止まんないですね。




△▼△




話はちょっと戻ります。それがホントは誰のためであったとしても、まどかがムギナミを本気で心配してここにいる、ってそれは誰にも疑わせない真実なんです。そいつを全否定されちゃ、ただでさえ気の短いまどかが黙っていられるわけもないわけです。そんな彼女の怒髪天を衝く勢いにウォクスが感応しそれを変質させ、新たな力が空を満たしていき……輪廻が開いた、とモイドは高笑いと共に言ってましたっけ。


さてさて、これ分割2クールでしたっけ? てことは1/4くらい終わったんだね。
来週にはようやくタイトルの『輪廻』とは何をあらわしているのかわるのかな。ふむ。



そんなわけで、この戦いの行方は? 海に沈んだ三人の安否は?
鴨川エナジードリンクの宇宙人には有毒っぽいやばい成分の謎も!?*1
来週も楽しみですよこれは!


では。

*1:これはない