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きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

あの夏で待ってる 第05回 『先輩はヒロイン。』


いよいよ檸檬先輩脚本構成の総アドリブ超大作(予定)の制作がはじまった。イチカ先輩はヒロインとして地球にやってきたばかりの宇宙人を演じることになり、監督としてカメラを回しているはずだった海人はいつの間にかその相手役の地球人の少年役に抜擢されてしまう。


みるみるうちに近づいていく二人の距離に、柑菜は言葉にできない暗い気持ちを募らせていく。ひた隠しにしていたつもりのその心を幼なじみの哲朗にはとうに気づかれていたことを知った柑菜は、海人に告白して失敗した場合に間違いなく映画制作に支障をきたすと、勝負をかけることもできないつらい気持ちを吐露するのだった。

柑菜な、あいつ、カイが好きだぜ




うわあああ、言っちゃった。哲朗くん言っちゃった。
本人が言えないなら俺が代わりに言ってやる、とでも思ったのか、柑菜の気持ちを聞いたその夜に哲朗は海人を密かに訪ねてばらしてしまいました。


どうなんだろう。ダメだよねやっぱ。
何ごとにもタイミングというものはあるし、秘めていた方がいいことだってある。言わないで後悔するより言って後悔する方がいいなんて、それは外野だから言えることだ。やらなくて後悔していることのほとんどはやっていたらその数倍ひどいことになっている場合が多いとわたしは思うし、仮にそうでなかったとしても、結果論で物事をはかることに意味などないのだ。


もっとも、外野だからこそ正しいことは確かにある。部外者だからこそ冷静に判断できることは少なくない。
ただね、今回の場合は哲朗くんが”外野として冷静に判断”できているとは思えないわけなんだけどね。
そりゃそうか。
海人を中心とした三角関係の外野なのは間違いないんだけど、一歩後ろに下がって一回り広い範囲を眺めてみれば、少年少女たちの甘酸っぱい青春の当事者の一人なのだから。



それとね、哲朗くんのこれは……果たしてどのくらいの割合で“柑菜のため”だったんだろうとの疑問もある。
どういうことかと言えば、彼は柑菜の気持ちも海人の気持ちも知った上でこの『暴挙』に出ているわけ。つまり常識的に考えれば失敗することは目に見えている。その上でやるって事は、失敗させることが目的だと考えるのに無理はないと思うのよね。
要するに、柑菜を失恋させて、そこにつけ込もう……まあ、自分が彼女の恋人になろう、とそう考えているのではないかと。無意識にかもしれないけどね。


なかなか好きな子のために自分を捨てたりできないよね。自分といるのが一番いいって思っちゃうよね。それが正しいって思い込んで行動に移しちゃうよね。
こういうのっていわゆるストーカーと言われそうだけどさ、尾行とかいたずら電話とか脅迫とか、そういう極端なものはさておき、本質的な部分は誰にでもあるものだと思うのよ。



さぁて、どうなりますかねぇ。
せっかくイチカ先輩に気づかれないように二階にある海人の部屋に直接飛び込んでいくようなムチャまでやったのに、宇宙技術で感知されてしまってまるまる知られちゃったものね。


ひとまず来週の一番のお楽しみとして、正座して待っていましょう。


いまは檸檬先輩のあふれ出て止まらない才能の泉に感服するのみだ。
あの人はTRPGのGM向きかもしれないね。大筋だけ決めておいて残りはその場でぜんぶアドリブとか、さ。
……もう大筋すら残ってない気はするけどね。


では、また。
長いプロローグを終えていよいよ動き出したこっぱずかしく青々しい男の子たち女の子たちの活躍に来週も期待します。
アジサンドにくらべれば野沢菜サンドなんてかわいいもんだよね、きっと。


あと、りのん。キミかわいい。
なじみすぎ。