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きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

今年は喪女がくるらしいよ。

コミック

病院にAmazon箱が届いたので暇つぶしも兼ねてレビューのような何かを。



このマンガに似て非なるものは多いと思うんですよ。
腐女子が主人公のマンガなんてここ数年ぽこぽこ出てるでしょ。普通のオタ少女が主役なのは『らき☆すた』を筆頭にそれこそ山ほどありますし、ジャンルとしてはそれらと同じと言えるものかもしれません。


でも、そういういままでよくあったマンガの主人公とこのマンガのヒロインの黒木智子との決定的な違いは、本人が状況を楽しんでいるかどうか、じゃないかな、と


腐女子マンガはたしかに自虐ネタは多いです。だけど実はいじわるな見方をすればぜんぜん自虐じゃなくて「普通じゃないわたしかっこいい♪」的ネタの披露でしかないんですよね。それなりに虐げられた生活を送っているにしても、同好の士と趣味のトークに花を咲かせて幸せを感じて生きている場合が大半だし、らき☆すたや類似のマンガに至っては言うまでもなしです。


そうです。本作の黒木智子ちゃんはまるで楽しんでないんですよね。


ときどきちょっと変な勘違いして勝手に幸福感を得ることが心の救いにはなっているようだけど、外での基本姿勢は下を向いて後ろを向いてしゃべらずはしゃがず。安堵を得るのは自分の巣でのみ、と。開き直ってだれに何を言われてもいいと思えるほどの強さなんてあるわけもなし。何も感じていませんよと鉄面皮を装ってみてもすぐに赤面しちゃう対人スキル欠乏症だし、まわりが友人達と楽しく過ごしているのを見ると心の中で呪いの言葉を吐きながら劣等感を覚えずにはいられない。



一人で入ったマックにて友人達と連れだって入ってきた級友と出くわす気まずさと言ったら!
同類だと思っていた友人が知らない間に花開きリア充になっていたときの敗北感と言ったら!
ふと鏡の中の自分が美少女に思えて磨きはじめたら化け物になってしまったときの喪失感と言ったら!



そんな気持ちを味わいたいあなたは、智子ちゃんになりきってこのマンガを読むとおもしろいかもしれません。


ま、わたしも妄想とか好きだからね。
お一人様も得意だからね。
ホントの自分と、自分のホントの狭間で、常にたゆたってるからね。


なんてな。どこまで本気か自分でもわかんなくなるんですよ。


ま、これ案外どんなリア充さんでも一部は共感できる部分があるんじゃないかなぁ。
というか、一人で黙って教室にいる子がいたら、みんな話しかけてあげましょう。ちょっとぶっきらぼうな対応をされちゃうかもしれないけど、それは人慣れしてなくて照れててどうすればいいかよくわかんないだけ。迷惑に思ったりしてるわけじゃないからだいじょうぶ! まあ、程度問題ですけども。


そんなわけで、うん。まあ、アレだ。当たりのマンガだったかも。