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きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

戦姫絶唱シンフォギア 第03回 『夜にすれ違う』


わたしはあなたを受け入れられない


差し出された手を握り返すかわりに剣を向けて翼はそう言い放つ。
彼女の瞳に映る響の姿は、まるで新しいおもちゃを買ってもらったばかりの子供がそれを見せびらかしているようなものかもしれない。ただ力を手に入れたから、それだけの理由で、なんの覚悟も持たずに戦場へとのこのこ足を踏み入れてきた緊張感のない少女。幼い頃から戦士として育てられてきた翼には、それがどうしても許せない。
こんな子のために奏は死んだのか。こんな子が、いったい奏の何を受け継いでいるというのか。



わたし、奏さんの代わりになって見せます!


あまりにも無邪気な響のその言葉に、ついに翼は激昂した。
それはきっと、戦士としての怒りではなかったのだと思う。今でも誰より大切に思っている亡くなった親友を愚弄された一人の女の子としての怒り。その発露が響への平手打ちだったのではないだろうか。


なにものだおっさん!!



いきなり魅せてくれましたよマッチョな司令官! なんと素手と気合いでシンフォギアの攻撃を斥けてしまうとは!
なるほど、もしかしたらこのくらいでなければほとんど超常現象に近い謎生物(?)との戦いの責任者にはなれないのでしょうか。あるいは、彼もなんらかの聖遺物の加護を得ているというのでしょうか。はっ……そうか。いつの日か彼がバリトンボイスでセクシーに歌いながら戦う姿を目にすることができるかもしれない。そういうことか! これはおいしい。楽しみにしています*1


さて。
生まれたときからノイズ戦一本で歩んできた翼の目から見れば、あるいは響の参戦が遊び半分に映るのもムリはないのかもしれません。だけれども、いままで二課とは縁もゆかりも無い世界で平々凡々と生きてきたからこそ、途中からノイズとの戦いに身を投じることで生じる負担は翼には理解のできない重いものなのです。



ノイズとの戦いは翼にとって生活そのものなのです。周囲の人はみんなそのことを知っているし、彼女が戦いに出ることで生じるリスクとは、死、それだけです*2
翻って響はどうでしょう。彼女の周りには彼女が何をしているのか知らない人ばかりです。秘密を分かち合うことのできない人たちばかりです。時間も場所もかまわずノイズが現れればどんな大事な約束も破ってかけつけなければいけないことは、特に友達と過ごすことが何より楽しみの年頃である中高生の少女には相当に厳しい制限だと思うんですよ。



一緒に流れ星を見にいこう




一番の親友との小さくてとっても大切な約束を破ってしまった直後の彼女にノイズは襲いかかります。『歌』という感情がストレートに反映されやすいエネルギーで戦う戦姫にとって、小さないらだちはたちまち大きな怒りと化し大きな力と変化します。暗い感情に飲み込まれていつもの快活な響の姿などどこにもない悪鬼羅刹のごとき形相でノイズに襲いかかるその姿は、まさにはじめて変身を果たしたあのときと同じもの。




このまま響は負の力に飲み込まれてしまうのではないか? ちょっと心配になってきたそのとき、天空を横切る一条の光を見上げて彼女はしばし呆然と立ちすくむのです。破ってしまった親友の未来との約束を思い出して、どうやら一息ついてちょっと落ち着くことができたみたい。
ん? あれは流れ星じゃない。翼だ。夜空に響き渡る美しい調べを奏でながらノイズを屠りつつ舞い降りたもう一人の戦姫に、未だ感情の高ぶりが収まりきらない響は大声で叫んでしまいます。




わたしだって守りたいものがあるんです!



決して遊び半分なんかじゃない。それだったら今日だって親友と遊びに行く方を選ぶよ。
翼には理解できないであろう想いをこめたその絶叫に、彼女はなにも応えない。


だからぁ? で、どぉすんだよ?


代わりに応えたのは……忽然と姿を現した『ネフシュタンの鎧』を纏った少女だった。




△▼△



響ちゃんいいキャラですよねぇ。



なにやら地図上に多数表示されている光点をどう思うかと問われて、
ん。いっぱいですね
生まれて初めてもらった名刺に、
これはまたけっこうなものをどうも


おもしろい子だわ


そんな感じですかね。
徐々にいろいろなことがわかってきています。そして、そのたびにわからないことも増えていきます。
ただ一つ言えるのは、まだよくわかんないけど、おもしろいや! そんだけですね。


はい、では、また。

*1:本気で見たいけどたぶん無いね

*2:無論、それ以上のリスクはないわけですが