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きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

孤独のグルメ 第03回 『豊島区池袋の汁なし担々麺』

ドラマ


今回の舞台は池袋。女性が駅前で配っていたポケットティッシュを華麗にスルーした井之頭五郎は、だがその油断もあったろうか、直後に熟練した男性のティッシュ配りにはまんまと受け取らされてしまう。それには『ラブパワー』というお店のチラシが入っていた。思わずちょっと凝視してしまう井之頭はまだまだ男として枯れていないということなのか。



マンションのモデルルームを訪ね、中華食材の大人買いをしたのち、新しい事務所の候補地をチェックしている途中で、お昼だ。彼にとって最優先事項は食事。事務所なんて後でいい。いまはただ、胃袋の求めに応じて走るまでだ。



その日のゴローちゃんは、まず池袋にあるマンションのモデルルームでワイングラスレンタルの商談に向かいました。最近多いらしい単身女性向け分譲マンションの部屋を彩るオシャレなグラスをぜひとも井之頭に、と熱望している若い女性社員の独断で呼び出されたらしいのです。
独断? そうなんです。ゴローちゃんが商談にやってくることは彼を呼び出した若い女性社員以外は知らなかったようです。おかげで時間通りに現地についた彼がその場にいた責任者の女性社員に挨拶をするとなぜか不審者扱いでした。事情を知った責任者の女性は若手のスタンドプレーにすっかりおかんむりです。ゴローちゃんとの商談中に件の若い女性を呼び出してお説教をはじめているくらい。
まあ、契約するのは会社ですし、上に話を通さず業者を呼んだのは若い社員の勇み足なんでしょうけれど、呼んじゃったからには帰るまでお説教は待つべきなんじゃないかなぁ、と、思いましたね、はい。


このお話がまとまったのかどうか、それは知るよしもありません。



次に彼が向かったのは、池袋へ来たときには必ず立ち寄るという、『陽光城』というお店。
主に中華食材の乾物や冷食を扱うお店で、なんと年中無休で24時間営業という驚きのお店です。すごいね東京。こんなのウチの近くにはありませんよ。彼はこのお店で片っ端から怪しげな食材を買い込んで直後に後悔していました。わかります、わたしもよくやります。こんなに、こんなもの買ってどうすんのよ、ってね。
ちなみにこのお店の2Fは『陽光美食店』という揚げパンが人気の中華料理屋さんですね。


大きな買い物袋をベンチの脇に置いて、今時プルタブが分離する缶ジュースを一気に飲み干すゴローちゃん。彼の隣には、同じように一気飲みを楽しむ……熟練ティッシュ配り人の男性が! うーん。いい笑顔だ。



午前中最後の仕事は、新事務所用空き物件探しです。手狭になった事務所から引っ越そうとあちこち見て回っているということらしいんですけれど、ゴローちゃん一人の事務所なんですよね。んー、事務所が狭くなるのってひとえに人が増えてじゃないのかな? 一人で事務仕事をするのに広いスペースはいらないよね。あれかな、荷物置き場も兼ねてるのかな。
それはともかく、商売で大成功をおさめて美人秘書*1を雇う妄想にふけるかわいらしいゴローちゃんステキ。思えば最初の『ラブパワー』のときから今週は妄想だらけなんですよね。やっぱ、枯れてないんですねぇ、ふわふわ。
ちなみに原作マンガでのゴローちゃんは都内のマンションの一室*2を事務所として利用していました。先週にドラマでも用いられた名セリフ『腹もペコちゃんだし』は、実はその事務所内で発せられたものなのです。


紹介された物件は、立地は最高だけど広すぎる。たった一人でこれだけのスペースはいらないよなぁ。
悩んでいる間に、お昼ですよ。先週に引き続き、ご飯のために話を打ち切って出発ですよ!!


さて。



池袋と言えば中華料理、と言うほどに中華料理店が多い街です。横浜の中華街のようなオサレさのかけらもない、もっと日常的ないわば泥臭いようなそんなお店が林立していると言ってもいいでしょうね。それが原因でさまざまなトラブルも発生していると聞きますが、まあそれはこの際置いておきましょう。
頭の中が完全に中国』なゴローちゃんにとっていま大事なのは『俺の腹は中国のどこへ行きたいのか』それだけです。


広東・上海・北京・四川……どれだってよりどりみどり。


飯屋との出会いも一期一会。これも、宿命かも知れん





そんななかで今回彼が選んだお店は『』中国家庭料理のお店です。



焼き餃子は時間がかかるよ」そう言われても、俺は『焼き』が食べたいんだ。『水』じゃないんだ。食べ物に関しては決して妥協しないゴローちゃんは、かまわず食べたいものを選びます。この店のウリの『汁なし担々麺』ももちろん注文します。それに加えて豆腐の皮を面のように使う『拌三絲(バンサンスー)』も注文です。よく食べます。
他のお客さんはみな汁なし担々麺だけを頼んでいるというのに、ゴローちゃんもう健啖家すぎ。あ、また例のティッシュ配りの達人がいる。


ああなるほど、これどこが餃子だろうと思ったら、くっついたまま裏返しにしてあるわけね。これに黒酢とラー油がめっさ合うらしいんですよ。食べてみたいですよね−。池袋ならよく行くし、今度食べにいこうかなぁ。あ、もちろんほとぼりが冷めた頃にね。いますぐ行ったりすると……ねぇ?



ここ、このゴローちゃんの顔見てくださいよ。いままでで一番いい顔して食べてますよ。どんだけおいしいんだよ! って、ああプライドも何もかなぐり捨てて明日食べにいきたいくらいだ。おなかが呼んでるんだ、って、彼のように仕事ほったらかして食べにいけたら気分がいいでしょうねー。


次にやってきた拌三絲の麺に似た食感に「汁なし担々麺とかぶってしまった!」と一瞬後悔するゴローちゃんですが、彼の場合これは茶飯事です。よくやるんです。すぐかぶって頼むんです。
原作で言えば
おでんの汁と味噌汁で汁がダブったり、豚肉と豚汁で豚がダブったりと、見かけによらずうっかりさんなんですねぇ。


そしていよいよ本命の到着です。
「よくかき回して食べるように」店員のすすめに素直に従ってつるつると食べ始めます。
「うまいじゃないか」なんだよ辛いとか脅かしやがって。快調に食べ続ける井之頭五郎
だが、



辛さキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!


そうです。主役と辛さはいつだって遅れてやってくるものなのです。
「辛いね?」「水じゃないみたいでしょ」店員の中国人のお兄さんが盛んに話しかけてくるのに返事をする余裕もなし。ようやく一息ついたところにお兄さんがもう一言。


四川料理はやっぱり山椒ね」



『山椒は小粒でぴりりと辛い』それが山盛りときたら!
ものには限度があるだろう。これは白いご飯を頼んで中和するしかないか? だが、ゴローちゃんの箸は止まらない。彼の体は四川の辛さを求めていたのだ。見よ、このキレイな食べつくし方!


池袋に事務所を構えたらちょくちょく立ち寄るのもいいな。
そう思って店を出た彼にかかってきた電話の内容は……。


「さっきの物件は決まっちゃいました」


どうやら、頻繁に顔を出すことはできないようだ。
苦笑しながら井之頭五郎は池袋を後にするのです。




△▼△



ふらっとQUSUMIでももちろん食べるのは『汁なし担々麺』です。
大量の山椒に唐辛子とゴマのソースにお店秘伝のソースを混ぜたたれが、担々麺のたれになっているそうです。
日本人にとっては辛くて仕方のないこの担々麺も、本場の四川人から見れば『まだまだ甘い』ものだとか。


四川料理の基本は『麻』と『辣』。辣はラー油の辣でしょうね。麻婆豆腐にも入っている『麻』の字はしびれるの意だそうな。しびれるほど辛い料理が四川の味なのですね。


う、ますます食べたくなってきたなぁ。
わたし甘いものも好きだけど辛いのも大好きだからね〜……ネギ唐辛子ラーメンとか好き。


さて、長いよ。
今回長いな。ん。


そんなわけで、来週も楽しみに待っていましょう。
なんか、変なノリになってきてるね。

*1:モデルルームに彼を呼んだ若い女性社員が出演していました

*2:住居兼用なのかも