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きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

輪廻のラグランジェ 第02回 『鴨川スピリット』


勝ったよ〜っ! まるっ!!
未知のロボットを操縦し敵宇宙人を捕獲するという華々しい戦果で初陣を飾ったまどかは、操縦席から降りて開口一番そう叫んだ。緊張のかけらも見えない少女のその明るさに、出迎えた一同は言葉もない。さすがに空気を読まなすぎたかな? 一瞬そう思ったまどかがだったが、彼らの視線が自分にではなく自分が乗ってきたロボット ── ウォクス・アウラ ── に向けられているのに気がついた。驚いたことに、白かったはずのアウラの機体が黄緑色に変わっていたのだ。
こっちの方がいいよ
まどかはいまのカラーリングがいたくお気に入りのようだ。だからそうなったのか、偶然なのか、それはわからないけれど。



奥さん』じゃねえ! 『ウォクス・アウラ』だ。
わん』じゃねえ! それは『にゃあ』だ!!


のっけから突っ込まずにはいられない少女達の事情はさておくとして。


完全に騙された!!


艦隊司令の田所に次の戦闘のためのミーティングの参加要請を受けたまどかは、床の上で横になりじたばたしながら悔しさにあばれまわります。ランはこんなことに巻き込むために同志の振りをして近づいてきたのか。もしや、過去にロボットと出会った記憶も作り物?


驚きました。
この子に騙されたことに気づく高度な知能が備わっていたとは!!
てっきり根っからかわいそうな子だと思っていたのに。最低限の疑う気持ちくらいは持っていたのですね。


うう〜〜どっちぃ? わかんなあああああい!!!


いや、やっぱかわいそうな子なのかも。



あ、ここ。
おいしょ、おいしょ、おいしょ、と口に出して膝立ちでひょこひょこと進んでケータイを拾い上げる場面はかわいかったな。圏外と知ると空に掲げながら「一本立った! 消えた!」と少しでも電波のいいところを探して歩き回るのも「あるある!」的な楽しさを感じます。やっぱこの子、おバカかわいいわ。





△▼△



── 東京にも行ったことがないのに、地球の未来なんて。



田所さんにはもちろん悪気なんてなかったんでしょう。ただ本気でまどかに戦って欲しかった。それだけ重要な戦いだからどうしても勝って欲しかった。そして、異星人との戦争に民間人の少女を巻き込んでしまった事への負い目までも、その言葉には含まれていたんだと思います。


キミの肩に地球の未来をがかかっている


ついさっきまで田舎の普通の女子高生でしかなかったまどかに、それは想像も付かないほど重い言葉でした。ある意味彼女はジャージ部の、高校生の遊び半分のノリで戦いに参加していたはずです。それなのに、いま、自分のしていることが“子供の遊び”ではない、とはっきり自覚してしまったのでしょうか。



敵ロボットと会敵したウォクス・アウラは、突然の逃走を始めてしまいます。


最初の戦闘の時と同じように無意識で基地からのリモートコントロールを解除したまどかでしたが、なぜか前回と同じようには機体のコントロールができません。アウラは彼女の表層意識での命令には一切従おうとしないのです。あるいは、深層意識で敵から逃げたいと思っているまどかの気持ちに応えるために、アウラが自らリモコンから抜け出したのかもしれません。


逃げて、逃げ切れずに、敵の手で海中に沈められたアウラの中に場違いな電子音が鳴り響きます。
従姉のようこからの電話でした。


わたしがこれに乗ることは考えていた以上にいろんな人のいろんな想いがある
できる限り応えたいし、誰も裏切りたくない
いろいろ考えていたら動かなくなっちゃった



戦えなくなった今の心境を語るまどかに、



鬼の一喝



えっらそおにぃぃぃ!!!
おまえ何様? やってやるなんて思ってっから動かないんだよ!
やらせてもらってるなんてへりくだる必要も無いけどね、でもやるって決めたのが自分なら、その責任くらい取りなよ!!


「それがいやなら……ジャージ部なんてやめちまええ!!!




むっかつくぅぅぅぅ!!
「その通り。大正解かも知れないけど……お姉ちゃんに言われると……チョーむかつくぅ!!!


そうなのよ。まどかちゃん、キミは考えるより感じる方が似合ってる。
大正解なんだ。むかつきを敵にぶっつけてやれ!!


ちょっと話は逸れますが、


やってやる
じゃなく。
やらせてもらう
でもなく。
やる


この考え方とっても好きです。
自分で首を突っ込んだ以上、やると『自分で決めた』以上、そこには責任があるんですよね。
たとえば、よく「金をもらってるわけじゃないんだから」といい加減にやることを正当化する風潮があります。
それ、違うと思うんですよ。


お金がもらえないんだから「やらない」はアリです。とーぜん言う迄も無いです。
でも、自分の意思ではじめたのなら、もう無償であろうといい加減にやる*1のはただの無責任ですよ。
もちろん自分一人だけでやってて誰の迷惑にもならないものなら別ですけれど。


……ま、どーでもいい話はここまでとして。
ここで一番おもしろかったのは



ケータイ通じんのかよ!!


なんて絶妙なツッコミ!!
いま、彼は全国数千万の視聴者と一つになりました。
そういえば戦闘中にコックピットで私用の電話をするシーンを見たのはこれがはじめてかもなぁ。


ごちゃごちゃ考えることをやめてジャージ部魂を取り戻したまどかは、鬼神のごとき勢いで敵への攻撃を開始します。いける! そう思った矢先に、もう一体の敵ロボットが。
挟み撃ちにされたウォクス・アウラは、このピンチを切り抜けることができるのか?


以下、次回!
そんな感じですかね。


設計者の趣味を疑いたくなるようなぴっちぴちなチアリーダー風の戦闘服を身に纏ったまどかとか、一話目に引き続き旺盛なサービス精神は健在です。


来週も楽しみに待っていよう。
では。

*1:やっつけでやるのと結果に差をつけるのは別問題です