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きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

ちはやふる 第13回 『きみがため』


かるたの聖地 ── 近江神宮
そこで開かれる全国大会に東京代表として訪れた瑞沢高校かるた部の一行は、神宮で必勝祈願ののちに会場に入る。全国大会常連である超強豪の北央学園を初出場で破ったことは広く知られているらしく、他地区代表校からの視線は鋭く熱いモノばかりであった。



そして、第一回戦の始まり。いつものように袴の正装で試合に臨んだ千早だったが、ここで誰も予想だにしなかった事件が起きる。彼女が誰にも言わず一人隠し続けていた朝からの体調不良が、ここで耐えられないほど酷い形で露呈して試合開始早々に倒れてしまう。太一は千早の棄権を大会委員に告げ、応援にかけつけてくれていた新に彼女を託す。
意識が戻った直後にもう復帰は出来ない試合に必死で戻ろうとする千早の姿を見て新は思う。小さな頃とちっともかわらずまっすぐなままの彼女と、いまの自分を。


形なんか重要じゃ無い


いいえ。違います。


形こそがもっとも重要なんです



型とか形式とか面倒だと思うかもしれませんが、神様が心が広いとは限りません。願い事は礼儀正しく差し出しなさい


二拝二拍手一拝。
拝礼の作法の教示とともに女帝がそう言うこのシーンは、わたしが原作中で最も好きな場面です。



別に神様にお祈りするときのことに限ったことじゃないんです。こういうのってことあるごとに言われるじゃないですか。
気持ちがこもっていればいいんだ
じゃあ聞きます。最低限の礼儀も示すことの出来ないあなたのその振る舞いから、どうやってこめられているという気持ちを伝えることが出来るのか?


そういうことですね。
気持ちは形に、形はモノに、それぞれ置き換えていかなければ伝わらないんです。
逆に、置き換えることの出来ない気持ちなんて、形にも出来ない程度のどうでもいいものでしかない、とも言えます。


「形なんてどうでもいいんだよ」
これは受ける方にのみ言う権利のある言葉なんです。ゆめ忘れるべからず。




△▼△



さて。



若者には若者の生活があります。やりたいことがあります。
決して祖父を軽んじたわけでも、疎んじていたわけでもない。それでも、結果だけを見れば、24時間の介護が必要な体中の弱った認知症の祖父を一人で家に老いたまま出かけて、死なせてしまった。


ホントに大好きだった。誰よりも尊敬し誇りに思っていた祖父を、自分が“殺してしまった”。


マジメな新にとって、この事件はどれだけ深い心の傷になってしまったのか。
あの綿谷新が、これだけは誰にも譲らないと全身全霊をこめて愛していたかるたを足蹴にするまでになってしまっていたことを思い出しましました。


だけどね、どれだけ自分を罰してみても、そんなことじゃダメなんだなぁ。
どれだけ自分をごまかそうとしてみても、心の奥底はだませないんだなぁ。


だって、祖父を死なせてしまうほどにかるたが好きなんだもの


それでいい。きっと彼の祖父は思っている。
ううん、かるたの永世名人であり、新を自分以上にかわいいと思っていた祖父は、間違いなくそう思っているよ。




キミのかるたは綿谷先生にそっくりだ



新と彼の祖父の両方を知るかるた連盟の吉岡先生は、新の手を強く握ってそう言った。


綿谷先生にまた逢える


繋がってるんだもん。ここでも。
人が死んで残すものは名前だけじゃないんだ。




△▼△




5人ぎりぎりの瑞沢はその後も4人で戦い続けて、決勝戦で惜しくも敗れました。だけどみんな悔いの無いいい笑顔を見せてくれましたよ。机くんは二連勝した、ってそのときの感触をようやく目を覚ました千早に余すことなく語ってくれましたよ。


誰も千早を責めたりしない。
結果はもちろん大事だけれど、それ以上に大事なものをみんなわかっているから。
もう個人の集まりじゃない、チームだから。


さあ、明日は個人戦だよ。こっちでもがんばろう。
新だって応援にきてくれたんだし、なにより、ほら。





ほら、ここでも、繋がってるんだもん。




△▼△



はい、新年一本目は『ちはやふる』でした。


よし、明日から新番組ラッシュだぞ〜〜。
去年の年明けもそうだったんですけどね、なんだかんだで一週間くらいか……そんなに空くと、けっこー復帰第一戦が厳しいんですよね。もうなんかめんどーで!


まあ、仕事や研究で堅くてつまらなくて心にもないようなことばかり毎日書いている息抜きでもあるし、めんどうだけど楽しいんですけどね、こういうのは。


やっぱ思ったことを好き勝手に書けるのは幸せですわよ。


ん。そんなわけで、今年もよろしくおつきあいくださいませ。
では、また来週!