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きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

侵略!?イカ娘 第12回 『訓練しなイカ!?』他

さて、いよいよイカ娘二期も最終回です。
いつも通りのAパートと、ちょっと最終回っぽいB,Cパートの二部構成ですね。

【訓練しなイカ!?】


イカちゃんの攻撃力が人間のそれをはるかに超越していることを、今さらながらに実感させられる今回でした。
イカ娘が本気になったら千鶴姉もかなわない」誰よりもイカちゃんのスペックを正しく認識しているだろう栄子が、以前に言っていた言葉です。地上最強の生物と渡り合えそうにも見える千鶴にして、イカ娘には敵わないということ。なんとおそろしい。


そこまでの驚異では無いにしても、たとえば、毎年のように闘犬に人間が襲われて死ぬ事故が発生しています。
我々人間は、常々大きな勘違いをしていることにあるいは心の底で気づいていながら、それを見ないふりをすることで日々を過ごしているのかもしれません。


わたしたちは、人間ではぜったいに勝てない相手をなんの根拠も無く信じて一つ屋根の下で一緒に暮らしているのです。
正面切って戦っても勝ち目の無い相手に寝首をかかれたりしたら……。



そして。



侵略部のユニフォーム代わりのTシャツの趣味の悪さにどん引き!
千鶴さんの笑顔は笑う子すらおびえさせる!
渚のマジびびりは毎回かわいい!
知的生命体はどれだけ腕力が強くてもそれだけで勝てるわけではない。


いろいろ感じ入るお話じゃなイカ。

【祭りじゃなイカ!?】


他人から見れば取るに足らないようなほんのささいなきっかけから、イカ娘と栄子は今までに無かったほどの大げんかをはじめてしまう。気が強く調子に乗りやすく意地っ張りなところがそっくりな二人は、謝りたいし仲直りもしたい本心をおくびにも出さぬまま、姉弟や侵略部のみんなが心配する中で冷戦を継続させていた。


そんな中、地元の夏祭りの日がやってくる。かわいらしい浴衣に身を包んだ少女たちの集団の中にイカ娘もいた。彼女が着ているピンク地に赤い金魚柄のちょっと子供っぽくも見えるそれは、今よりちょっとだけ小さい頃の栄子が愛用していたものを、千鶴がお下がりとして着付けたものだった。


争いなんておよそどんな場合も発端は小さなモノなんですよね。
子供同士のケンカだって、国同士の戦争だって、元を辿っていけばほとんどが「なんでこんなことで」と言いたくなるようなものばかりです。


わたしもゲームを多少は嗜みますから、今回のケンカの発端の「栄子のセーブデータをイカちゃんが断りも無く消した」件については栄子の怒りは充分に理解は出来ます。でもこれだって大多数の人から見ればくだらないことだと思うだろうことはわかりますよね。


悪意はないんだから。そこまで怒らなくても


イカちゃんがここで謝っておけばすべてが終わったはずです。栄子は真っ正面から謝罪してくる相手に対してそれ以上に責め立てるような子ではないでしょう。「次から気をつけろよな」この一言で矛を収めたはずです。


そしてイカちゃんも自分が悪いことは重々承知だったんだから、怒髪天を衝く勢いの栄子の神経を逆なでするようなことを言うのは控えるべきでした。「いくらこっちが悪いっていっても言い方ってものがあるよ」そこには同感ですが、なんとかもうちょっとこらえていればこじれなかったのに……そう思わざるを得ません。





△▼△




縁日の人混みの中ではぐれて戻ってこないイカちゃん。
池の手前で見つかったイカちゃんの下駄。
水面にぷかぷかと浮かぶイカちゃんの帽子。


なんのためらいもなく池に飛び込みイカちゃんの元へと駆け寄る栄子。


……ああ、よかった。浮いていたのはただのハンカチだった。


よかったけれど、じゃあイカ娘はどこに?


大切なことほど間違えるものよ



そこに現れたのは……誰だっけ。見覚えあるな。
ああ、タコ娘だっけ!?*1 おお、お久しぶり!


そして、彼女が指さす先にイカちゃんはいました。


大切な栄子の浴衣と下駄を台無しにしてしまった。
また』栄子の大切なモノを台無しにしてしまった。
これじゃもう栄子の前には出られない。


そんな彼女に傘を差し掛けて栄子は優しくほほえむのです。


バカだな。また怒るとでも思ったのか?


泣きじゃくるイカちゃんに優しく手を差し出し「ん?」とちょっとだけ首をかしげて見せる栄子。


イカちゃんはちゃんと反省していました。ずっと悪いことをしたと思っていました。謝りたくて仲直りしたくて、ずっとずっと意地を張っていたのです。
ほら、もう仲直り。元通りのケンカ友達同士の復活だよ。



こうして、些細なきっかけからケンカ別れした二人は、ドラマティックな仲直りをしましたとさ。とっぴんぱらりのぷう。
ていうか、ベタ。べったべた
くくく、だがな、わたしはベタに弱いのだ。泣き出すまでには至らなかったけれど、瞳はうるうるのどの奥からなんか登ってくる感覚でぶるぶるでしたよ。



や〜〜。やっぱね、思うんだ。
イカちゃんの一番の親友は栄子なんじゃないか、って。
じゃあ、清美は? そんな疑問も湧くかもしれないけれど、彼女は一番の女友達なんじゃないかと思うんだなぁ。


あ、念のため。
この場合、親友の方が上っていうんじゃないからね。
質が違いすぎて比較するようなものじゃないからね。


えっと、そだ。
警察官と消防士のどちらがより人々を護る仕事か、みたいな質問は無意味でしょ? 無粋でしょ?




△▼△



「わたしたちの中心にはいつもイカ娘ちゃんがいる」
もうわたしたち、侵略されちゃってるのかもしれないわね


千鶴さん。だれがうまく最終回っぽくまとめろと……。


だけど最後の最後はイカにもイカ娘らしいオチが付きますから安心です。


「やっぱりお前とは二度と口を聞かん!」
「望むところでゲソ!!」


『ふん!!!』


ちゃんちゃん。ってね。


ん。なんていうんだろ。おもしろかった〜〜〜、っていうのとは違うんだよね。
あえて言うなら「ああ、イカちゃんだった〜〜〜!!」かなぁ?


そんな言葉遊びはともかく、ゆがみない満足感ですよ。
きっとまたイカちゃんはテレビに戻ってくるでしょう。間違いない。このイカちゃんが最後のテレビアニメとは思えない。


だから、待つよ。さよならは言わずにね。
でも、スタッフさんにお疲れ様は言わせてもらおう。


すっごい楽しかったです。また次回作でもがんばってくださいね!

*1:自信ないけどきっとそう