きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

C3 -シーキューブ- 第12回 『超越者は何処にでもいる』


いよいよ始まるアリスとの最終決戦。禍具を知り尽くした彼女は的確にフィアやこのはの弱い部分をねらってきた。呪いを解こうと必死に己の欲求に抗っている二人にとって致命的な弱点 ── 再びその手で殺人を実行すること。アリスが魔法で作り出した人体と寸分違わぬクローンを誤ってその手にかけてしまったフィアは、心の奥底からわき上がってくる愉悦と開放感にとてつもない恐怖を覚えた。とうに捨てたと思っていた暗い喜びにいままた支配されそうになる自分を懸命に抑えようとするフィア。それを目撃してしまったこのはもまた、同じ塗炭の苦しみを味わっていた。まさに絶体絶命の危機に陥った一同。しかし、そこに突如救世主が現れた。誰あろう。それは、なんとお笑い二人組だった。



禍具を知り尽くしたアリス……実は彼女は一番何もわかっていないのかもしれない。
少なくとも、フィアの、このはの、黒絵の、サヴェレンティの、一所懸命に人と生きようとしている少女たちの気持ちはまったく斟酌していない。


おそらくは、卑怯で臆病で脆弱な人間、つまりは自分自身に絶望したアリスは、かつて救いを求めて神にすがった。そしてまたそこでも同じ悲しみを味わったのだろう。彼女にとって、禍具は神の身代わりなのだろうか。なにか人間を超えた存在、超越者にすがりその信仰の証として彼らの“望み”をかなえようと思ったのだろうか。ある意味この上なく純粋なゆがみが、彼女の生き方にそのまま現れているのではないだろうか。


貴様が呪いを肯定すると言うことは過去のわたしを肯定することではない。いまのわたしを否定するということだ



彼女が新たにすがろうとした禍具の少女は、残念ながら母なる神のように懐が深い存在ではなかった。
自分のために自分らしく生きようとするだけのわがままなただの女の子だったのだ。


アリスは嘲笑混じりに言う。
わけがわからない


春亮は刀となったこのはを振り下ろしながら力強く叫ぶ。
俺にはわかる


笑って、幸せに生きようと努力する。そんなささいなことしかできない人間。それを知ったフィアはこう言い切った
わたしにできないことのできる人間こそが、わたしにとっての超越者だ


このはの鞘に包まれた刀身はアリスの禍具を砕く。
フィアたちは戦いに勝利した。






え、ああ……助っ人がきてましたっけね



なんか、はずかしい演説して、ちょっとだけ働いて、借りは返した、って帰ってった子らが。


錐霞が呼んでおいた『仲間』の二人が、助けに来てくれたんですね。
欲望だけで動こうとする呪いの道具なんかじゃない、友情も恩義もちゃんと感じることの出来る友達が。
ほら、これだけとったって、禍具はアリスの言うような存在じゃないよ。





△▼△





え〜っと、う〜〜〜〜〜ん。
消化不良気味じゃありませんでした?
どこかでこういう二期への色気むんむんの最終回を最近見たっけなぁ。なんだっけ。


戦いの尺の使い方も若干不満があったかなぁ。変なところで巻きが入って見えたんだよね。これも二期への色気のために時間を割いたせいだと思うんだ。あれはなぁ、アリスは海に落っことして行方不明でいいじゃん。またいずれ出すとしたらそのときに「実はあんときな?」ってルパン張りに強引に救出が入ってたって後付すりゃよかったと思うんですよ。


全体的に秀作だったと思うけど、やっぱり最終回で若干のがっかりが入っちゃったのは惜しいなぁ。



物事ははじめが肝心
終わりよければすべてよし


わたしはどっちかって言えば後者のタイプだからねぇ。
最終回にやらかされちゃうと、評価がど〜〜〜んと落ちちゃうのよね。



とはいえ、ま、うん、おおむね満足でした。
「やらかした」ってほどに酷いラストだと思ってるわけじゃないしね。


二期があれば、必ず見ますよ。あったらいいなって思う。


そんなわけで、スタッフの皆さんお疲れ様でした。これからもがんばってくださいませ。
では。