きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

C3 -シーキューブ- 第11回 『狂信者は何処かにいる』


黒絵の店の客が被害者に選ばれたのではなかった。
被害者となる“予定”のあるものが意図して黒絵の店を訪れていた、これが正解だった。
いったいどういうことか。誰かに殺人の標的として見初められた女性が、たまたま全員黒絵の客になった? ありえないほど低い確率ではないだろうが、ちがう。そうじゃない。この件に「たまたま」などは無い。


自ら殺されることを望んだ女性達」が、死の直前に何らかの思惑から揃って黒絵の店へ向かったのだ。
呪われた道具 ── 禍具(ワース) ── を全肯定するという『ビブオーリオファミリーズ』の狂信者たち。
人を殺して喰らいたいという禍具の呪いを全肯定した女性達」が、死んだのだ。


ファミリーズの首領たるアリスは、フィアたちに“自由に”生きることを望んでいた。呪いを解く? ばかばかしい。禍具は呪ってこそ禍具じゃないか、と。

錐霞は道具として生きる自分にガマンがならなくなった。大切な友を見殺しにしてまで誰かの命令で「研究」を続けるなどばかげている! 簡単に抜けられる組織じゃないだろう。死ぬよりつらい目にこれから遭うかもしれない。こわかった。とてつもなくこわかった。でも、もっとこわいのは、春亮たちが死んでしまうことなんじゃないか。彼女はそう気づく。なによりも大切な友達、誰よりも大切な男の子。それを見捨てて生きてなんの意味がある!




フィアくん、このはくん、夜知に力があるとすればそれはなんだと思う?



不意の錐霞の問いに、二人は目を丸くする。





夜知春亮の仲間がいることだよ。わたしのような、キミたちのような者がな




錐霞はひまわりのようなまぶしい笑顔でためらいもなくそう言ってのけた。
自信を持って自分を春亮の仲間だと宣言できるようになった。



いままではどうでもいい。問題はこれからだ。
そう、このはの言うとおり、これからだ。これから、仲間達は大切な仲間達を救いにゆくのだ。




フィアも本当は黒絵が敵の一味だなん思いたくない。だけど、どうしても疑ってしまう。それは自分をまだ信じきれていないから。自分の呪いが本当に解けるかどうか半信半疑だから。もしかしたら黒絵の呪いが解けたなんてウソで、まだ彼女は人を殺したい衝動に駆られるときがあるのではないか、たとえば、いまの自分のように……その思いを脳裏から消し去るのは容易なことではないのだろう。


だけど。それでも、やっぱり黒絵をやっぱり信じよう。疑った自分を恥じて気持ちを入れ替えよう。
このはが、錐霞が、自分たちの呪われたいままでに負けずにこれからを信じて生きていこうとしているように。

自分も仲間の一人として、春亮と黒絵を助けに行こう。




△▼△




ふむ、たいていのやばい信者を抱えた宗教と呼ぶのも抵抗のある組織の教祖というのは、自分だけは自分の唱えている教義を信じてなんかいない金の亡者なイメージがありますが*1、アリスはどうなんでしょうねぇ。彼女の口にしている禍具への思いが真実ならば、もうすでに彼女はこの世に生きていること自体がおかしいとも感じますし……思想を広めるために自分は最後に、というなら、それはそれで筋は通っていますけれど。


いざとなると自分だけ命乞いでもしてきそうな小物っぽい顔してるよなぁ。
って、これはわたしのうがった見方か。そうかもしれない。


で、う〜ん、黒絵大物すぎ。
動けなくなされても全然同じないし。あれで皮肉もなかなかうまい。


ふむ。いよいよクライマックスっぽいですね。
あと、2回? 見逃せませんねー。


では、また。

*1:過去にいくつかあった教祖も含めて集団自殺に走るようなところは事の善し悪しはさておき教祖も本気な点だけは評価できると思う