きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

ちはやふる 第08回 『たえてひさしくなりぬれど』


机くんの加入によりいよいよ正式な部活動まであと一人。早朝から校門前で熱心な勧誘を続ける四人だが、誰一人としてまともに話すら聞いてはくれない。学校一の美男・美女の声かけにも反応がないとは、想像以上に一般生徒の競技かるたへの興味は薄いようだ。
だが、あきらめなければいつか星は巡るもの。次なる勧誘手段を考えながら売店で昼食を選んでいた千早の目に留まったのは、小学生時代の千早と因縁浅からぬ男子生徒の「肉まんくん」こと西田優征だった。小学生かるた大会で全国二位の成績を持つ彼を放っておく手はない。ちはやの押し売りにも等しい強引な勧誘が四度開始されたのだった。



才能のあるやつには勝てない! 綿谷新にはぜったいに勝てない!




全国トップレベルの試合を経験した肉まんくんの言葉はとても重いものだと感じます。
大好きなかるたで一所懸命努力して全国大会の決勝にまで進出したのに。勝てると思っていたのに。そうでなくても善戦できると思っていたろうに……彼の対戦相手の新はまさに格の違う化け物でした。
肉まんくんの味わった、屈辱、羞恥、絶望、その他諸々の負の感情は、想像するだに深く陰鬱な気分に誘ってくれます。


おそらく、肉まんくんのこの言葉に一番ショックを受けたのは太一でしょう。
なぜなら、いまの彼を最も理解しているのは太一だろうから。自分のことを言われたと同じだとショックを受けたろうから。


そう、少し前の太一も、彼とまったく同じ事を言っていました。


青春のすべてを懸けても新には勝てない


きっと太一は、いまそうしないといけないんだと心の底から思ったはずです。
千早の再三の勧誘を蹴って去って行く肉まんくんの背中に、この言葉をいま投げかけなければいけないと。
それは、千早との試合を拒絶する彼を挑発するために放った言葉。



逃げるのか



あきらめずに努力してきた人間の強さを知りたくないか。
それとも勝てる勝負しかしないのか




言われて痛かったのは、きっと肉まんくんだけじゃありません。
言った太一も、酷く痛かったはずです。
だって、二人はとってもよく似ているから。


はじめは挑発に乗ってはじめただけの千早とのかるた勝負。
ひさしぶりに指先に触れる札の硬さ。耳から脳へ、脳から心へと響いてくる読手の声。
とにかく勝ちたかった。勝利にこだわってきた。だけど、負けてもやっぱりかるたが好きだ。


青春のすべてを懸けても勝てない? 懸けてからいいなさい


楽しかった。
千早に僅差で勝利した肉まんくんは、自分がかるたをいまでも好きだとはっきり気づきます。
テニスももちろん好き、だけど、かるたはもっと好き。




△▼△



……ついに、五人揃いました。
ようやくかるた部の正式結成です。 おめでとう!!


さあ、次回からもっともっと楽しくなるぞ。おもしろくなるぞ。
期待しちゃうよね、テレビの前で正座して見ちゃうよね。


そんなわけで、また来週!!