きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

C3 -シーキューブ- 第08回 『逃れ得ぬ呪いのような─』


サヴェレンティにとって呪いとは恋。つまり呪いを解くこととは恋心を捨て去ることに他ならない。
それは、サヴェレンティのみならず白穂にとっても承伏しがたいことだった。
しかし、このままではサヴェレンティは今後も生徒たちを襲い続け、やがては白穂の命を確実に奪う。なんとかしなければならない。


フィア、このは、錐霞は、春亮にも秘密の大胆な作戦を実行し、行方不明のサヴェレンティを呼び出すことに成功する。


きっと“サヴェレンティにとっては”じゃないのかもしれないね。
うん、誰にとっても恋心って呪いなのかもしれない。自分じゃどうにもできなくて、ここから先に待っているのは不幸だけだとわかっていても、その不幸すら幸福に変換されてしまうおっかない呪いなんだと思う。


そうであるならば、白穂はサヴェレンティの呪いで恋をしているわけじゃない。
同じように、サヴェレンティも自身に纏った呪いが恋をさせているわけじゃない。


こと、お互いを思いやり慈しむことのできる心を持った存在いう意味ではごく普通の二人が、ごく普通に出会って、ごく普通に恋をした結末が……悲しいものだった、それだけのこと。


恋をすることが悪いわけがない。
だけど、それでどちらかがどちらかを殺してしまうことが決定した未来なんて悲しすぎる。
許せないのはそこだけじゃないか。


恋の呪いは悪くも何ともないじゃないか。



ちょっとかわった女の子三人組の思考過程はわからない。
でも、きっと最終的にわたしと同じところにまで思い至ったからこそ、恋にはド素人の春亮を仲間はずれにしてまで思い切った作戦を決行したんだろうと思う。
「呼び出しに応じないと白穂を殺す」なんてサヴェレンティに伝えるとかね。


サヴェレンティを怒らせ追いつめ、本来は恋人を、白穂を殺すためにある体中に仕込まれた武器という武器をフィアたちへの憎しみに転じさせ、さらには放出させて、それらすべてを出し切ったところを、このはの刃で一刀のもとに斬り捨てる……。




結局“呪い”は解けないまま、ううん、解かないまま、だね。
だけど、サヴェレンティと白穂は、はじめてお互いがお互いをしっかと抱きしめることが出来た。
もちろん、命を奪う刃なんてもう、ない。


二人の抱擁は、涙は、とってもキレイだった。




△▼△



ここまでで半分。
密度が濃い15分でしたよぉ。ホントにもううるっときましたもん。ぞくっときましたもん。


フィアがおそらくは忘れたい消し去りたいと強く思っているはずの『本質』の発露。
誰かを虐げてなぶり殺しにすることを喜ぶもう一つのフィアの姿。



恋心が募れば募るほどに強まる殺意を殺し続けたためか、満足に歩くことすらできなくなったサヴェレンティ。
そんな不自由な体を引きずってでもぜったいに白穂を救いたいと、とうてい勝ち目など見えないフィアたちとの戦いに赴いた彼/彼女の深く重い恋という名の呪い。


ついには「わたしを殺していいからサヴェレンティを殺さないで」と絶叫し懇願する白穂。
放っておけばいずれ自分に訪れていたはずの『結末』を目の当たりにしても、なお揺らぐことのない思い。


マジで大当たりだわこのアニメ……。




△▼△




さあ、後半はころっと変わって明るくおちゃらけな雰囲気です。
マジメに学校に通い始めた白穂にはクラスに初めての友達ができたし、サヴェレンティはメイドさんとして第二の人生をおくることになったし(嘘)、フィアはフィアで……元々に抱えている残酷な呪いに加えて、この世でもっともやっかいな呪いまで背負い込んでしまったようで。あぁらら。にやにや。


ま、そんなところでしょうかね。
なんかもー、よかったですよ、ホントに今回ね。




来週はなに? 体育祭? サービスシーン多そうだねぇ。
ふむ。



では、そんなところで、また。
てかこの絵はなんだろうね……。