きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

花咲くいろは 第12回『じゃあな。』


「松前皐月を誘拐したいと思います!」


はぁ?




松前緒花の前後の見境のない唐突な発想が今日も冴え渡る。
おそろしいことになにげに具体的で、それなりに成功率も高そうな誘拐計画を、満面のドヤ顔とともに得意げに徹とみんちに開帳してみせるも、当然ながら一蹴され


いいぜ


……え? ちょっと、徹さん。なんですって?


とりあえず、今回わかったことの一つ目。


四十万の家系は果てしなくめんどくさい女の血統だ。



どいつもこいつも我が強く思い込みが激しく一度信じたことをなんとしても曲げずにどんだけ周りに迷惑をかけたって我が道を行くうらやましい連中揃いだ。


そして廻る負の連鎖。
……や、あれ、周囲にとっては負だけど、本人たちにとってはまさに正だよね。
うん、なんだかんだ言って、彼女らは幸せに暮らす。ああいうタイプは強い。



△▼△


さて。
緒花をずるいと罵るメガネの物言いが、人間として、生き物として、じゃなく、同性として、とっても卑怯で大好きです。


×孝一君の気持ちにあぐらをかいてるのはずるい
孝一君の気持ちをわたしに向けるために去れ


×孝一君を解放してください
孝一君はわたしのものだから失せろ


×孝一君の優しさをこれ以上踏みにじるようなことがあったら許しません
孝一君にはわたしが似合ってるんだからおまえは消えろ


こんな感じですかねー。



でもね、こういう“フツー”の子こそ、孝ちゃんには合うと思うんだよ。
先週も言ったけど、緒花ちゃんを御するには彼は、おとなしすぎる、いい子すぎる、そしてなにより、若すぎる。


緒花ちゃんは黙って見守っていていい子じゃない。それに気づき感謝する子でもない。
そんなやり方でこれ以上彼女に関わっても、努力が報われないばかりか、努力に気づいてすらもらえない。


やっぱりさ。


じゃあな


で、ホントに吹っ切った方がいいと思うんですよ。
お互いのために。


ああ、こういう物言いもお為ごかしなんだけどねぇ。



△▼△


それから、そう、みんちだよみんち。
あの子が東京の街を背景に立っているのを見て、ようやく気づいた。これ二つ目。


あの子は田舎の美人だ。


あ、これ、決して都会の美人より美しさが一段落ちるって意味じゃないです。輝くための舞台が都会ではなく田舎だって、ただそれだけです。



彼女は、都会でいろんな男にちやほやされてキレイになるんじゃなくて、田舎で一人のいい男に心から愛されて幸せになれるタイプだと思う。そういう意味で徹さんとはお似合いだと思うんだけど、どうやら恋敵になりそうなのは、めんどくさい血族の末裔だからなぁ。どこにいたって目立つ一等星だからなぁ……。




△▼△



そんなわけで、次回は、家出娘十数年ぶりに家に戻るの巻。ですか。
めんどくさい連中のめんどくさいやりとりがいまから楽しみですねぇ。


じゃあな。