読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

ATOK Pad for iPhone

iPhone

まず前提として、ATOK Padは「オリジナル変換辞書付きメモアプリ」です。
コピペ風機能を使って他のサービスと一定の連携は図られてはいますけど、決して標準の漢字変換と置き換えられるアプリではありませんから、そこを勘違いして買いに走ったりしませんように。



さて、iPhone標準のIMEは「iPhoneで使う上では」実に優秀なデキに仕上がっているとわたしは感じています。


フリックだベル打ちだ猿打ちだとテンキーでの文字入力方法は多種多様に存在しますが、結局どれをとっても長文を打つには向いていません。ならば入力支援の方向性も自ずと定まってきますよね。


そう。“入力タッチ数を極力減らす”のを目的とするのが正しいと思うんです。


つまり、入力をすべて終える前に予測された変換候補が並ぶ形。
「あい」まで入力したら候補に現れる「iPhone」をクリックすれば入力が完了する形が理想です。標準IMEはこの機能*1で快適に入力ができるようになっています。



左:標準
右:ATOK Pad


一方のATOK Padにも、もちろんこの程度の機能は備わっています。
ただ、これを使うとすると「連文節変換に強いATOKの辞書」の意味が失われてしまうわけです*2。PC用も含めての話、単語や単文節変換に限ればATOKは決して優秀ではありません。つまり、ATOKを活かすにはすべての文字を支援に頼らず自力で打ち込まないと意味がないんです。


ここが疑問なんですよね。
iPhoneで“連文節変換を活かす”ほどに長文を入力するケースがどれだけあるのか。
ああ、いえ、もちろんあなたにとって需要があって重宝していると言うなら、それに関して何も言うことはありません。そういうひとも当然居るでしょう。疑いもしません。


わたしが言っているのはもっと一般的な話で……せいぜいメールとTwitterの入力しかしないひとが大半なんじゃないかなぁ、と、そういうことです。わたしもそうですし。


買っておいてなんだけど、というより買ったからこそよりはっきり言えることだけど、よほどのことがなければ現状のATOK Padは必要ないんじゃないと思います。正式にIMEとして置き換えられるならまた別ですけれど。


んー、でも、あれだな。
標準価格が1200円。明日の26日までがセール期間で900円


他社が海外勢に圧され続けて去っていく中、ここは国内の大手ソフト会社として、毎年優秀な商品を比較的安く提供し続けてがんばってるんですよね。ユーザには関係のないことだけどATOKが標準と置き換えられないのはジャストシステムの力不足なわけでもないし……正直、好きじゃない言葉なんだけどね、ファンとして「買い支え」をするための「お布施」的な購入はアリかもしれない。


うん、繰り返すけど、ATOK Pad自体は悪い製品じゃあないんですよ、ホント。


……そうね、必要ないけど、買っても悪くないんじゃない? ってとこ?


そんなアプリかも。

*1:iPhoneよりずっと前からある機能なのはもちろん存じています

*2:現れる候補が標準より頭がいい……かもしれないのは認めますけど金額分の差はないなぁ、と