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きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

卒業検定

「5番の方、準備ができたらスタートしてください」


よぉし。




本日の二輪卒検の受験者は5人です。わたしは5番で最後。


1人目。
2人目。
3人目。


コースを遠目に見るには充分合格っぽい走りなのがわかります。
ぼーっとそれを見学しながら内心思うのは、これで自分ひとりだけ失敗だったら恥ずかしいな、に尽きますね。
あ、と言って、別に誰か落ちればいいとか他人の不幸を願ってるわけじゃないんですよ。だけど、なんとなくの罪悪感はどうしても払拭しきれなくて、気持ちがどんどん沈んでいくのは抑えられませんでした。


えいやっ。


こんなときは、手足を伸ばして体を動かして、頭を切り換えるために準備体操です。不安と共に高まっていく緊張を少しでもほぐそうと努力しながら、まもなくやってくる順番にそなえるんです。


あ。


4人目。
落ちた。


こ、こともあろうに、わたしの唯一苦手とする一本橋で、です。


どうせ失敗するならもっと他のところで失敗してよ‥‥なんて身勝手な気持ちが湧いてきたのを覚えています。緊張がピークに達して、ああこれやばい、落ちるかも。
たぶん、このとき真っ青な顔だったと思います。血の気が引いていくのが自分でもわかりましたから‥‥。


それからどのくらいたったんでしょう。長かった気はするけど、恐らく一分かそこらの気はします。


「がんばってください!」


あ、うん。
あれ、いま落ちたばかりの子に、はげまされてる?
って、この子、何度か教習で一緒になったことのある、大学生の女の子だ。いままで気づかなかった。


落ちたばかりで悔しいだろうに、顔色の良くなかったわたしに気を遣って、にこにこしながら応援してくれたんだなぁ。


うん、がんばるよ!


・・・

「あなたには特に言う事はありません。バランスも加減速も法規走行もOKです。一本橋は規定時間より短かったですが、失敗しなかったのでまあいいでしょう」


ありがとう、教官。お世話になりました。


合格。したぜ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。


よし、来週は免許センターだ。