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きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

うまくやれよ、クソガキ

小説

半分の月がのぼる空〈6〉
橋本 紡
メディアワークス
売り上げランキング: 1830
おすすめ度の平均: 5.0
5 予想外
5 本当に良かったです…。
5 良かったね

というわけで、ついに最終刊まで読み終えました*1
う〜、これって作者本人も前巻、そしてこの最終巻でも言っているように、蛇足的ストーリーかもしれません。どうしてもそう思っちゃいます。5巻のラストがとってもキレイだったから、なおさらになんでしょうね。
6巻は、里香の性格の悪さ全開のお話。ちょっかいを出してくるクラスメイトの罠へのはめかたは芸術的とも言えます。参考になるかも。18才にもなってちょっと気に入らないお医者さんと本気でケンカしちゃうところも、いかにも里香っぽいし、ホントにとんでもない子かも。裕一くん、いつか後悔しないようにね〜。
‥‥で、ま、どうでもいいと言えばいいんですけど、病院で医師や看護婦をさんざん翻弄していたからと言って、それが学校内でそのまま通用しちゃってるのが、気になったと言えば気になった部分かもしれません。病院は大人の世界ですから、まず正論が強いし、病院関係者も子供の入院患者相手に本気で何かをしようなんて思わないです。
学校はこれまったくちがいます。里香は、子供の世界のえげつなさをぜんぜん経験してないんですよね。それなのに強すぎると言うか、まあ頭のよさで渡って行ったと考えればいいか。
5年後か、10年後か、ひょっとしたら明日かもしれない。終わりがいつかはわからないけど、確実に見えている終わりのために、他のすべてを捨てて、あらゆる可能性を捨てて、それでも、わらって生きて行くんでしょう。ホントに終わりを迎えたあとに、彼に何が残されるのか。何も残らないのか、後悔だけが残るのか、それとも‥‥そんな、何もないふつうのお話の完結編でした。


それにしても、七越ぱんじゅうって食べてみたい。

*1:短編集は別にありますが